体感を大切に

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。昨夜は3月に「白隠禅師坐禅和讃」の話しをという話題が出ましたので、Tさんが坐禅和讃をコピーしてきてくださいました。坐禅和讃のお話をする講座となり老子は一回お休みをしました。
坐禅和讃のお話は又の機会にゆずり、3月に学びました老子4章の復習として皆さんに紹介します。Taoはすべてを包み込む、人としての条件は問わずという私にはとても安心できる教え。よし、やろうと前を向いて歩むことができます。紹介します
「体は人を天へとつなげる系(いと)である
心は、体によって天へとつながる
爽快な体は
爽快な心を作り
爽快な運命を形作る」。
いかがです、わかりにくいかも知れませんが、何かホッとしませんか?。
人生が思うようにゆく人であるかどうかは、体の快感覚力で決まるというのです。体に正直になれ、体が悦ぶことをやれと老子は明快にいいます。
快感覚力を体得する一番の近道は、体本来の働きを会得することです。そのために人と比べる愚かな生き方をしない。
体は本来、爽快なものであり、すべての嫌か嫌でないかを知っています。心という陽と、体という陰は、相補完し、抱いた陽によって背負う陰はきまり、背負う陰によっても抱く陽は決まるのです。(心で思ったことを行動で実現しようとし、やりやすい、やりにくいを体感。)
心は何もかも知っています。自身ができる出来ないを、だから心に嘘をついて嫌々体を動かすな、仕事をするなというのです。無理な生き方をするなと。
人生できないことが悪ではありません、無理に行うことが自分を偽り、自分に嘘をつくから楽しい人生とできない。嫌なことは自分自身の心と体で作っているのです。
天へとつながる体には、体の真中心のエネルギーがしっかりと流れています。リーダー的ポジションに立つ人は、ゆったりとした体、まっすぐな背筋をもつ傾向があるという統計があります。なぜでしょう?、そう、体が悦ぶことをやっているからです。人生に対する姿勢が真っ直ぐなのです。
だからこそ天意を得るほど人を掌握する証拠となるのです。それは真っ直ぐに歩んでいるから、人は真っ直ぐに歩む人に魅力を感じます。そして惹きつけられる。宇宙的認知は、陰陽を結ぶ体の核、中心軸で決まるのです。軸がぶれない、自分が悦ぶことをやっているから人を惹きつけてしまう。
体に爽快なエネルギーなき人の知は、むしろその知ゆえにそれにとらわれます。いやいや知識を得た、やらされて知識としたと思っている故に、何で苦労して得た知識を認めないのだと、世間を恨み、知に囚われ、苦しむ。人を恨み、己を恨み苦悩の人生としてしまう。
爽快次元にある人は、知を超え、光を放ちます。光の世界を認知できない人の中にあっても、光の人は、そんな彼らを批判することなく、同じように歩き、同じように会話し、教えずして、光ゆえに、人の導き手となるのです。それが爽快次元にある人の特質です。
それを老子は「其の光を和らげ、其の塵に同ず」と、和光同塵と表現しました。この言葉は老子の4章からうまれたのです。
このような人は威張らず、傲慢にもならず、慢心もせず、自慢もせず、だから敵も作らず悠々と楽しい人生を送るのです。
東京の皆さん来月もお会いしましょう。5月は12日(金)です。ゆったりと自分を偽らずお過ごしください。仙台のBさん遠路ありがとうございます。次回からもよろしくお願いいたします。
皆様の今日一日が幸せな一日でありますようお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
☆昨日の富士のお山はきれいでした。




☆ぶら和尚で芸大美術館へ雪村展を、眼福でした。


☆講座ご出席の皆さんありがとうございます。

懇親会です。