改める

おはようございます。

三月第二週、先週の反省をしっかりとして今週も確かに自主性を持って過ごしてまいりましょう。
今夜は「にんげん学」京都講座、京都地区の皆さん会場でお待ちいたしております。金曜日は東京講座、東京地区の皆さんしっかり予定をこなし金曜日にお会いいたしましょう。
「過(あやま)てば、改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ。」(論語、学而(がくじ)第一、第八条)。
意は「孔子が言われた。人間は過ちに気がついたら、ただちに改めることが必要である」。
人間は誰にも過ちはある。いや、過ちをしない人の方が少ないであろう。しかし問題は、過ちと気がついていても、これを「すぐ改める人か」、「改めない人か」によって、「人間の価値が決まってくる」のです。
大きな過ちを防ぐためにも、「小さな過ちのうちに正す」のが、何よりです。
論語、衞霊公(えいれいこう)篇、第三十条に「過ちて改めざる、是れを過ちと謂う」ともあります。
過ちは自分で気づく場合と、「人に指摘されて気づかされる場合」があります。どちらにしても改めなければなりません。しかし往々にして人に指摘されると「反発心を抱いて改めない」のが「人間の性(さが)、業(ごう)である」のです。
一時の反発心でチャンスを逃し、一生を後悔するという人もあります。過った反発には十二分に気をつけなければなりません。
改めれば好感度が増し、「知識を広め、技術を高め、信頼を増す」のは言うまでもないことでしょう。何事の成長も進化も「過ちを改めてこそ」であるのです。
昨今の指導者、経営者、大人達が指摘された過ちを素直に改めない醜い姿がテレビで放映される害毒に憂いを感じます。
皆さん「にんげん学」、心学を学びましょう。せっかくの才能を「心を知らぬことによって」閉ざすことの愚かを犯さないためにも、これは昨日書きました拙誠にも通じることです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌