裏付け

おはようございます。

今朝、誠澄は満行のお礼参りで「懺悔練行」に出ています、神仏のご守護、皆様の外護があったればこその無事です、お礼参りは忘れてはなりません。己一人の力だと思わないことが大事です。
ゴルフ界の若きスーパースター石川遼選手、史上最年少の賞金王に輝いた報道がありました、素晴らしい快挙に心から祝福の拍手を贈ります。
昨日の地元紙京都新聞のコラム「時のひと」にキャディを勤める加藤さんの事が書かれてありました。地元紙を誉めるわけではありませんが、裏方さんでもあるキャディさんを「時のひと」に取り上げることに感動しました。
石川選手を支えたこの人にスポットを当てる、縁の下の力持ち、支えることに生き甲斐を持つ姿に石川選手以上に彼の言葉に感動しました。取り上げてくれた京都新聞にも感謝です。
「裏付け」。
何事も表が有れば裏が有るのが道理、これで「一対」なのです。表が生きるのは「裏が有ってのこと」と言っても過言ではありません。日常生活を過ごすにはやはり「人目に触れない時こそ」が「真実の自己」です。
この理を知っておりませんと現実の世界では上手く行くはずがないのです。
中庸、第一章、四節に「隠(かく)すより見(あら)はるるは莫(な)く、微(かす)かなるより顕(あきら)かなるは莫(な)し。故に君子は其の独(どく)を慎(つつし)む。」とあります。
意は「凡(すべ)て物事は、意識して隠そうとすればするほどかえって現れ易(やす)いものであるし、この程度の微細なことがらなのだから・・・と独り合点しているととかく顕著になりがちなのが、世の中の常態(じょうたい)である。だから君子たる者は、他人の目や耳のある場所は固(もと)より、特に一人処(お)る場合の我が心身の在り方について深く慎むことを忘れない」。
この通りでしょう、「独を慎む」。
現実社会の中で輝やき歩みたいと念じているのであれば、真剣に人生に対する「どうあるべきかの自覚が大切」です。行動に表れる「思い、思想、行動哲学の裏付け」が大事、どのような思いで日々学び鍛錬、修練そして実践するかです。
「習慣は第二の天性」、石川選手も加藤キャディもそれぞれの立場で互いの「思いを尊重して」頂点に立ったのでしょう。
私たちも自身の行動哲学を確かにして「一人でいる時を大事に、独を慎んで」裏表無く目標に向かって歩んでまいりましょう。
今夜は「にんげん学」大阪講座、ご一緒に「心学」を学び、心を確かに致しましょう。心は何とでもなると自惚れていても現実は結果に現れ、言い逃れても、一人の時に慎んで学ぶことがなければ恥を多くするだけであることを知りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌