失敗から学ぶ

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございました。昨日はヒンヤリとして雨の一日、そんな中お出かけいただき感謝しております。
「失敗から学ぶ」。
人間は本来「臆病」なものであります。このことを知っただけで人生に対する処し方は大きく違ってきます。
しかし何かで大成する方の多くは「失敗から学んだ」ということがわかります。「失敗は恥ではない」ということです。このことを知っただけで勇気がでてくるのです。
時折書いておりますが、私は幼少年時代は非常に出来の悪い子供でした。出来が悪いと言うことは、いわゆる学校の成績で、ということです。ですから口から出す言葉は常に「言い訳と、曖昧な言葉、意味不明な言葉」が多かったと言えます。
何一つ具体的な言葉を発しませんでしたので、具体的な行動をしなかったと言えます。ですから当然、対人恐怖症、勉強恐怖症となりました。これは当然の結果だと今では思っています。しかし「言い訳だけはしていた」。
そして一層、人の前に出られなくなった、学校に行かなくなった、登校拒否。いわゆる「ウツ」です。
そんな中で、イヤイヤながらも中学へ行って(親が厳しかったから)、2年生の時、あるショッキングな出会いがあり、人生を大きく転換することとなったのです。
三重苦を背負った「ヘレン・ケラー」物語の「奇跡の人」という映画に出会ったのです。ヘレンがサリバン先生に反発しながら目覚めていくという奇跡的な映画を見て大変なショックを得たのです。
人の苦、それも三重苦を背負った女の子、
それまでは、できる子を見ては、できない自分を産んでくれた親を恨み、自分の不孝を嘆き、できないのは全て親のせい、できないのは、親ができるように生んで育ててくれなかったから、と。
反発、反発、すべての反発が正しいものとしていた。何の考えもなく、ただただイヤだから、苦しいから、できないからと。
この映画を見て、言葉の凄さ、言葉を具体的に行動にするという事を、頭では理解できていませんでしたが、感じたのです。そして物事を知り、行動し、失敗を繰り返しながら人生は完成されていくものだと、おぼろげながら感じたのです。
私は人の成功譚よりも失敗談から多くを学びました。そして失敗を多くした方が自分の成功を導き出したことを知りました。その上、失敗を多くした人の情けも知りました。
今悩んでおられる皆さん、そこから抜け出すことは難しいことかも知れませんが、今、できなくとも、夢を忘れないでください。
自分のことを少し脇において、人様のお手伝いをしてみる(滅私)、ということもやってみると何かきっかけになるかもしれません。言葉を具体的に行動にして、一歩一歩、歩むことをしてみましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌