月並み

おはようございます。

毎月24日はお地蔵様のご縁日。愛宕寺のご本尊様の「将軍地蔵」様の月並み祭でもあります午前10時からです、どうぞご一緒にお祈りください。今日は毎月修しています「お護摩」はお休みしまして、地蔵盆の「大数珠繰り」を皆さんとご一緒します。
108の煩悩を滅し、皆さんとの一体感を体感、社会での一体感の基礎とし開運がなる「大数珠繰り」、年に一度のご縁、お待ちしております。縁とはタイミングのこと、時間、節のことです、タイミングを外せば何も得られないのが道理です。
「月並み」
月並み、と書きますと何か平凡で何の代わり映えもしないように受けとめられる方もあるかもしれません。ドラマの台詞に「月並みのことを言うんじゃないよ〜」と、同じ事を繰り返す言葉への批判の言葉として使われているくらいです。
しかししかしです、月並みとは「毎月行うこと」ですので、これくらい大変で重要な事はないのです。
お仕事も毎月キッチリと繰り返すことができていくことは至難の業ではないでしょうか、如何ですか?皆さん。でなければいろいろな業界のトップメーカーや一般企業のドタバタなど起きるはずもないのです。
自然は月並みに繰り返されるわけですが、その自然の威徳に感謝し祈り反省し意識を新たにして「出直す法要」が「月並み祭」なのです。
ただ単に何もせず、何も考えずご利益という結果を得るためにだけ祈るのではありません。都合の良い結果を得るためにのみ祈るような人は、毎月わざわざ日にちを決めて、時間を決めて、そのためにだけ時間を取るなどはできないのです、だからいつまで経っても何も得ることは叶わないのです。自然は神は独り善がりは許さないのです。
二宮尊徳翁が「音(聲)もなく香もなく常に天地(あめつち)は 書かざる経をくりかえしつつ」と歌っております。これは自然は誰に対しても誠がある故に繰り返し繰り返し私たちにチャンスを与えてくださるのだというのです。ですから自然の道理を感じもせず、暑いから、眠たいから、しんどいからなどと自分の都合では繁栄などはないよと歌っているのです。
その天地の誠を私たちが誠を以て受けとめることが「月並み祭」なのです。仕事を繰り返し磨き高め工夫し改善してこそ稔りが繰り返されるのです。得られないからと云って社会のためを考えず、我欲でやって、何をやっても仕方がないなどと考えているようでは何物も得られる道理はないのです。
月並み祭は私的に我欲で決めた時間に行っているのではありません。我を捨てて「時の神様に従っている」のです。そうすることで「時の神様に導かれる」のです。導かれれば次々と物事が成就されるのです。それは自然という「内なる感覚、魂の世界がすべての善いタイミングへと導くから」なのです。
良い仕事が欲しい、良縁に導かれたいと考えていながらも良縁に出会えない、仕事がないというのは、結局は時間、タイミング、いなければならないポジションを間違っているからでもあるのです。
私は私の都合の良い時間にお祈りした時などはありません、古来より神々が求めたときに祈る時に従っているのです。月並み祭とはまさにそのタイミングなのです。そうすることで過ちを少なくすることにもなるのです。
自力でやろうとする人はなにがしかの悦びはあるかも知れませんが、大きな悦び、人と共に喜ぶ悦びとは為らないのです。それは我の世界でしか行動していないからです。共に一体となる「大数珠繰り」をご一緒しましょう。行動するには時が大切なのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。