日に新たなり

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は毎日お読みいただきありがとうございます。寺の行事、イベント、「にんげん学」と諸行事にご理解、ご協力をいただきましたこと感謝致します。
Iさんは大晦日にもかかわらずローソク立て、水掛銭洗い辯財天様のお掃除をいただき、逆に一年のお礼を言っていただき恐縮しました。ご近所のKさん、大阪のYさんにもお手伝いを新年の2時前までいただきありがとうございます。
また東京のTさんには年末のお忙しい中、2月3日(日)の「節分会採燈大護摩法要」カラーポスターを作成いただきお送りいただきました、ありがとうございます。どうぞ皆様本年もよろしくお願いします。共に祈り学ぶ一年としましょう。
「日に新たなり」。
除夜祈願元朝護摩をご一緒にお祈りいただきました皆様新年早々にありがとうございます。新年の一歩を心華寺でお迎えいただいたことに感動しております。新年0時50分ほどにお祈りを終えました。本年もどうぞよろしくお願いします。
元朝の普段のお勤めは定時より少し早くします。何故かともうします諸堂へのおまいり、ご開山のお墓へのお参り、それを終えた後「初日の出を拝む」からです。年頭にお天道様に一年のご挨拶申しあげるのです。琴音門のところより拝し拍手をパン、パンと天地一杯に響くように大きく打ち陰陽の加護を願います。ご縁のあります皆々様のお加護をお天道様にお祈りすることで一年の幕開けとするのが習いです。
自然の道と人の道の違いは何度も書いています。自然は興廃があったとしても何ともないのですが、私たち人の世界の興廃は大問題です。「苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり」と勤め励むのが「人の道」。
向上心、修養というのは他から押しつけられるものではありません、自分を高めようとする自覚的な努力を抜きにしては考えられないのです。それを語っているのが、上のことばです。年末に無常を書きました。無常だからこそ人として勤め励まなければ、あっという間に無に帰する事態を招きます。
日々今日こそはと新たな決意がなければ、人間いつまでたっても進歩、進化は望めません。今年も新たな気持ちで未来を一年を確かに見つめ祈り学びの年と致しましょう。
そのための第一歩、明日2日は心華寺「初・月例幸福開運護摩祈願祭」。心新たにして初詣ください。今年の干支は「癸巳(みずのとみ)」の年、金港辯財天様の眷属(けんぞく)の頭領(とうりよう)であります「宇賀神様(うがじんさま)」の干支(えと)の年。
宇賀神様は「体が蛇体、頭が翁」のお姿で辯財天様の「頭の上に載っておられ」ます。金港辯財天様の意を汲んでいるという姿を表しているのです。
翁は「あらゆる知識を網羅している」という姿形でもあります。蛇体は大地はもちろん空も飛び、水の上も進むように、どのような状況状態の中でも敢然と進むことで必ず「金運、財運」を得るのです。また「とぐろを巻いた姿は大山を彷彿とさせ」、その存在感を示しています。存在感のないようではいけません。
蛇行することで大河となり万物を潤し、どのような高い山にでも登ることが叶い、人の目標となるのです。そのことが人生の在り方を示しています。
法要は午前10からです。開運の一歩を金港辯財天様への初詣より踏み出しましょう。一歩を踏み出さなければ目標への到達はあり得ません。
法要後は梅谷忠洋先生率います「初夢、梅組コンサート」が奉納されます。厳かな法要そして素晴らしい音楽、心身共にハーモニー、調和のとれた一年としましょう。お待ちしております。
参拝者の皆様には福運魔除けの「家内安全お札」、「黄金笹」、「金運、財運増大・銭洗い辯財天で洗い清めた種銭、宝銭」授与、お下がりとして「福丸持ち、よろこんぶ」等を差し上げます。どうぞ福運を手にし一歩を踏み出してください。新年のスタート、素晴らしい一日でありますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
写真は初詣の皆様に差し上げます、黄金福笹。お札。財運金運の種銭、宝銭。そして福丸餅、よろこぶ、日本一美味しい八幡浜一生園ミカンの入っている幸福袋です。そして東京のTさんが年末お忙しい中作成いただいたポスターです。