四方山話

Mさんという方がおまいりにお出でいただいています、一年前ほどに京都のIさんのご紹介からです。
昨日Iさんからお電話をいただき、先日の「大般若経六百巻転読会大法要」にMさんがおまいりに来ておられたのですが、そのとき腕に包帯を巻いておられたのは知っていたのですが、私は忙しさもあり、詳しい話しをお聞きしないまま、よう、おまいりくださいました、というご挨拶だけで分かれたのです。
さすがIさん、包帯のことが気になり、晩にお電話をされたそうです。そうしたところ、自転車通勤のMさん、車に接触され空中にはね飛ばされるという大事故に、どのように飛ばされたのかは一瞬のことでしたので分からなかったそうですが、背中に背負っているリュックが真下になるように転倒したそうです。
2月の厄除け開運「節分会採燈大護摩法要」のおり、おまいりされ、護摩壇を作り、護摩壇の周りに結界を作り清浄の場を作ります。東西南北四方に四方神をお迎えする御幣を飾り、ぐるりと縄にて結界を回し、縄に「水弊という魔除けの御幣を下げます」。
その「水弊」を法要後にMさんに家のお守り、魔除けとして玄関に貼りなさいと差し上げましたが、Mさんはリュックの後ポケットに入れたままにして忘れていたそうです。
それが車にはねられ空中に投げ出され、一回転してリュックを真下に転倒した後、死んでもおかしくない事故に遭いながらも命を救われたのは、「お守り」のお陰ですとIさんにお話しされたそうです。
お守りはやはりお守りくださるという、お話をMさんは感謝の心でIさんに話されたそうです。そして昨日Iさんにその喜びのお電話をいただきました、私も嬉しくなり書かせていただきました。Mさん、これからもおまいりください。 ありがとうございます。           合掌