臆病

おはようございます。

元旦の宇治はあいにくの小雨、朝のお勤めを終え心華寺ご開山の墓を詣で新年のご挨拶、諸堂参拝、そしてご来光を拝す。小雨で空は曇り、しかし雲の向こうには確かにお天道様が、だからこそ明るさがある。
このように、何かに遮られていても前向きに考えられるようになったのはいつのころからだっただろうか?、忘れてしまった、しかしこのように思える自分が嬉しい。「一年の計は元旦にあり」というならば、この思い、幸せな思いを一年保ち続けたいと、今年の「計」にすることにした。NPOこころのはな設立、運営の困難さに直面していることもあるのかも知れない。でもやはり「この平凡な思いを一年の計としよう」と拍手を打ち思う。
時間が経つにつれ元旦らしく晴れ渡り素晴らしい元日。皆さんの一年を寿ぐように少しずつ明るさを増す良い元日。何事も少しずつがいい。疑う者は得られず、信じる者に過信を与えず、感謝を教える。
今日は心華寺金港辯財天「初・月例・幸福開運護摩祈願祭」午前10時からです。新年の第一歩是非お詣り下さい。金運が授かります、もちろん心身の健康も、この両輪が得られれば人生安泰。心身の健康が金運を更に確かにする。それは私が実感している。
人間の悩みは小さいとは言わないが、殆どがエゴ、人よりも優位に立ちたい、あいつには負けたくない、あいつの云う事を聞きたくない等の小さな私的なことで病んでしまう。人様は道具ではないが、私たちの身近な生活で使っている物を見れば一目瞭然、自分より優れた人が創り出した物、であるならば、優れた人を生かすべきだ、と私は思う。祈りも同じである、金港辯財天様は「出船入り船のご利益、いわゆる人の出入り、仕事の出入り、収支をバランス良く与えてくれる」のである。だから比叡山以来信仰を深めている。
「臆病者で果報者」。
私は幼少の頃からとても臆病者。正月らしからぬ話題で申し訳ない、ですが一番お正月らしい話題だと思う。何故かと言えば、臆病者の私が何故果報者になったのかという話しだから。
幼少の頃からの臆病者が何故果報者と成ったか、それはやはり「臆病だったから」。何だ?それだけかというなかれ。
比叡山から下山して38年、無名の心華寺が全国からのお詣り、研修生が来てくださる、何と有り難い果報か、そして法の為せる業に驚きもし、当然の帰結とも感謝している。
因果一如(いんがいちによ)、自分の思いが縁を呼び、自分の描いた結果を得るという世界観。私は臆病者でしたから従うことばかりを幼少年時代に過ごす。従うというのは「東京行きの新幹線に乗れば東京に行く」ということ。臆病者と言うことは世間の目から見れば「役立たず者」。世に言う不良、悪という人間には「頼りない」と見られたため、声をかけられなかった、「意地を張る勇気もなかった」。がしかし、頼りない私は「心ある人には声をかけられいろいろアドバイスを受けた」世の中の人は「親切だ」。
何が何だかわからないままに付き従うという現実、皆さんが連れていってくださる世界に行った、そして19才のおりに比叡山に登山。
従うという世界の凄さ、素晴らしさに気づいた、覚ったといって良いのかも知れない。人と言を組み合わせると「信」。信と「者」を組み合わせると「儲け」。信じる、従うとは「人もうけ」「人生もうけ」。物やお金は「物自体、お金自体が儲けるのではない」。「人がもうける」。それは信じた世界から導かれた。
私は「人の言葉に臆病に従ったから、人もうけ」ができた。「人欲」「我欲」からではなく、「臆病者だったから利用する人と出会わなかった」。「法に従う自分に出会った」。
今日も素直で多くの善男・善女の方がお詣りに来られる。そう信じる者が「善男・善女」。そのような方と出会う日が今日。素直に金運・身心の健康を願う方、是非午前10時にお詣りください。心華寺金港辯財天でお待ちしております。法要後は素晴らしい「初夢コンサート」があります。今夜の初夢は必ず実現する夢をご覧になれます。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
●心華寺・金港辯財天。下関・愛宕寺の両寺は学業成就、諸芸上達のご利益ある寺です。只今入試合格祈願護摩を日々厳修し合格祈願を受け付けております。お身内の方や友人・知人の親しい方がご祈願で応援なさいますと良い気を送ることになり更にご利益は大です。お申し込みをお待ちしております。心華寺・金港辯財天、電話0774−44−5380。FAX0774−46−4495。下関・愛宕寺、電話083−222−7404。
●初詣は宇治・心華寺金港辯財天。下関・将軍山愛宕寺へ。山椒は小粒でぴりりと辛い、両寺は日本一小さいながらビッグなパワースポット。「金運に恵まれるる」心華寺金港辯財天。「勝運に恵まれる」下関・将軍山愛宕寺へ初詣しよう。