物が物を生む

おはようございます。

初乗りの新幹線、今年の初移動しばらく初が続き嬉しい。今日午後2時から下関・愛宕寺「年賀式」どうぞおまいりください。笑顔で明るく新年のご挨拶を交わしましょう。お待ち致しております。
いつものことですが乗物に乗るときは軽く頭を下げて乗車。どこに行ってもやっていることです、場所に敬意を表する。座席にでも同様、大切な自分がお世話になるのですから当たり前といえば当たり前です。日常生活の中では当然のこと、皆さんも是非空間や建物、乗物、部屋、座席等々に敬意を表しましょう。
「物が物を生む」。
「惜徳(せきとく)」の大事を師に教えていただき日々実行しています。毎月「月例・幸福開運護摩祈願祭」と称し皆さんと共に感謝の祈りを捧げています。今年も2日に心華寺で最初に行い、月末の24日は下関・愛宕寺で行います。今日は下関・愛宕寺での「年賀式」。
幸せとは単体では感じられるものではなく福とセットで「幸福」として初めては実感できるものです。
苦心努力に因らずして偶然他(縁)から与えられたものを「幸」といいい、思いがけなくうまい巡り合わせにぶつかったことを「幸・ラッキー」というのです。この「幸・ラッキー」に出会った後の行動が「福(自分の目標、夢)を生み実現するか否か」です。縁は須くラッキー、幸です。
当てにならない原因を自己の中に有し、何の努力もせずに待っている人生と為すか、それとも幸・ラッキーな事象に感動し、幸に感動し自分の苦心、自分の努力によって福と為すかです。これでこそ真の「幸福」なのです。ただラッキーな人生などあり得ません。
福(古語では蘄)という字がそれをよく表していますが、示す偏というのは神さまのこと旁(つくり)は「収穫を積み重ねた」という文字、神の前に蓄積されたるものが「福」。
「福」は人の努力の結果というよりは善行・功徳など価値ある行いを神仏の教えに従って実行した結果、神仏。自然からの賜(たまわ)りものものであると古人は考えたのです。だからこそ私たちは真摯に祈り学び繁栄を永遠の物とできるのです。
また「福」とは「家族繁栄」のことで、自分自身だけに賜わるものは「福禄寿」という三徳の「禄」と「寿」の方で、「禄」は財産や宝、「寿」は長寿を意味しています。家族の繁栄がない限り、己自身の禄を為そうとも不幸ですし、いくら長命であったとしても?であります。
「福」には「三福」、「惜福(徳)、分福(徳)、植福(徳)」の三つがあると教えられました。惜福とは、先祖や先人から受け継いだ様々な幸や禄、恵まれた環境と財産や信用などを自分だけの都合でむやみに使ってしまうことなく、福(財産)を借しみながら大切に使う、自分に与えられた福を使い尽くし取り尽くしてしまわないということ。
分福とは自分に巡って来た福を一人占めにせず一部を人様に分け与え、分福を心がけ実行しているとより大きな福運がまた巡って来るということ。
植福とは、将来を見通して自分自身がその恩恵を受けることがなくとも、福を生み出す元となる事をさながら木を植えるように植えていくということです。
このような気持ちでどのような場所に在ったとしても感謝の念を忘れずに行動しいや、と師に教えられたことが今日でも迷い無く歩むことが出来ています。午後2時愛宕寺でお会いしましょう。
幸福とは偶然に他から与えられた幸と、自分の努力により得た福を惜しみながら分け与え、後世のために殖え育てながら家族が安泰に暮らし子孫を繁栄するということです、自分自身の楽しみや欲の獲得解消をする為の環境や財産を得ることではありません、お間違いありませんように。皆さんがこのような心で作った物が物を生んでいくのです。大切に感謝しましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。