安泰の

おはようございます。

心華寺で開校されました「M&Uスクール」受講生の皆さん昨夕までの一泊二日ご苦労様でした、多くの事を学ばれたことでしょう、一つを確かに実践下さい。皆様のご活躍をお祈りします。「一は万物を生ず」です。
私は自分の祈りも好きですが、信者の皆さんの祈りの声を聞くのが大好きです。お経をお唱えする声を聞きますと幸せを感じます。大切な方の幸せ、心願成就を祈るからでしょう。とにかく心に響くのです。
お経には節はありません、愛する人への思いが抑揚、魂に響く旋律を生むのです。
「安泰の要」。
家の安泰の要は家族での祈り合い。「親は子のため、子は親のため」当然なこと。この日常が「慈悲の極・己を忘れて他を利する」人間性を養います。親は子のために祈るのは当然ですが、子も親のために祈る、認め合うことができる一族が栄えます。
長い出家生活を通し実感しているのは家庭の安心があればこそ、繁栄の基本と感じとっています。ご先祖の物心双方を受け継いでこそ安泰安心と為すのです。
繁栄している家の共通は、「親から子へと確かな祈りの心の継承、リレー、バトンタッチ・親が子のため、子が親のため祈り合う」姿が安泰の要。親は子のために何をすべきか、子は親へ孝養の為に何を為すべきかが祈りの中から体感していくのです。親が子を祈る姿を見て子が心を動かさないようではお話になりません。祈りの精神は家の大動脈でもあります。
自分の事しか考えない、身近な人を大切にできない人間性ではいくら知識を得たとしても社会に生かすことはできません。世間は我欲しか感じられない人をもっとも嫌います。
遠くへ行くには近きより、高きに登るには低きより。身近で大切な人の幸せを願わない家風から思いやりのある人間性は養われず、育たちません。社会に出て自分の周囲にいる上司、同僚、後輩、取引先の方々の幸せを無意識裏に考えられるような人柄、人間性を家族愛が培い養うのです。家族愛が多くの発想、気づきをもたらすのです。愛に応えたいと無意識に思うのが人間だからです。
知識をいくら高めたといっても人様のお役に立たなければ何もなりません、お役に立とうとする気持ち心は思いやり愛情から醸し出されるのです。自分がして欲しいと願うことをやって貰って嬉しくない人はいません。人にして上げられるようになった時、お返しできたとき真の人間になるのです。
人間は「このような人間になりたい」という後天的学習で人格を形成します。最初から決まっているのではありません、やって貰った中から、嬉しいと気づき、同じようにやってあげようう、喜んで貰おうとする人間が社会で多くのチャンスを得るのです。
それが先ず家族の祈り合いです、家族での感謝です。身近な家族への助け合い、協力、支え合いです。子が親のことを心配できる人間性豊かな人が豊かな人生を送るのです。各界で活躍している人の生き様を見ていますと須く親孝行であるのが見て取れます。親の恩恵を感じておられますか、親から、社会から恩を受けお返しの出来ないような人間にだけはなってはいけません。
愛する、愛されているという自覚認識が未来への希望を失わせない大きな力。祈り合う気持ちほど迷いをもたらさないのです。
今日10時からご一緒にご家族のためにお祈りしましょう。愛宕寺でお待ちしております。皆様の一日が、新しい週が、2月の最終週が素晴らしい週となりますことをお祈り致します。人様の事を思いやる豊かな2月最終週としましょう。
明晩は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」です。老子は自然の道を人道にどのように生かしていったのかをご一緒に学びましょう午後6時半受付です。会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。



一年の無病息災の祈願「庚申牘」と「くくり猿」を皆様に奉納いただきました。

毎月第一日曜日午前10時、京都宇治・心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。24日午前10時、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。縁を幸いとし、福と為す開運護摩法要。お金が満載した船が入って来る金港辯財天。勝ち運が授かる愛宕寺。どうぞおまいりください。