鉄槌

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございます。ここ数日暖かい日が続いていますが、やはり皆さんの心の暖かさが一番嬉しいですね、人生を歩む上に於いての四季は自然の四季に対する心で対することが大切なことをしみじみと観じています。
冷暖自知を確かにして、どのようなときにも人を恨まず、愚痴らず、不足を言わず確かな対処をしなければと努めています。怨んだり、愚痴ったり、不平を言えば何倍にも同様のことが生まれます。正しいことを思い対処すれば果報が何倍ともなって返ってもきます。
天無私、天は私を持たない故に万物を育んでくださる。何と有り難いことでしょう。誠意を以て天に対すれば天の徳を受けることが出来るのです。この道理を人情を以てありがたく受けとめ無心に目の前の事に対応しなければと、4月の「にんげん学」の案内を出し忘れ改めて気づかせていただき、大いに恥じております。
自分の狭い世界、忙しさにかまけて失念するという最も愚かな行為、「心を亡ぼしていた」。人様の存在を忘れていた愚かさを「天が鉄槌を下して下された」と感謝しております。教えてくださいましたIさん、言いにくいことをおっしゃっていただき心より感謝致します、ありがとうございます。
言葉や葉書、案内、文字、文章は心、親交を深める出入口です。出入口は一番大切な場所、何度も書いていますが、玄関、便所の汚れている家は繁栄がない、それは出入口が汚いからです。そのような汚れている家には誰にも入りたくありませんし、行きたくなくなるのは当然のことです。
「言葉は行いを顧みる、行いは言葉を顧みる」(中庸)です。このような教えを共にしているにも関わらず、己自身が顧みていなかった。恥ずかしいことです。
この出入口を確かにせねば人様の出入りはあり得ないのです。人様が入ってくださるようにするには謙虚に迎え入れる態度で行動をしなければ入ってはいただけないのです。どなたでも「賓客、大切なお客様」であることを失念していました。
人様を招くには招く心構えと行動が伴っていなければ決してお出でいただけないのです。礼節、礼儀です。この度の案内の出し忘れという現実に直面し、過ちは一人で過つのではなく、寺全体で過つのだということを改めて再確認させていただきました。
寺に人がいるにもかかわらず、誰一人確認仕合うことを忘れていたのです。仕合う、「仕え合う」ことを忘れていたのです、身近な者同士が仕え合う心が無いのに、人様に仕えられる道理はないのです。寺にも私の心の中にも「人様」という「大切な存在がなかった」「慢心していた」「自惚れがあった」ことを一見ささやかで大きな出入口の大切である心を失っていたのです。積小為大を忘れていた。
先日の理研の長である野依さんの小保方さんを叱咤する言葉を聞き、責任者である立場にある人が責任を取るような態度ではなく、責める言葉を発したことと同じような過ちを犯すことのないようにと、天が私に鉄槌を下したのだと胆に銘じています。私自身の修養の足り無さ、弟子の育成、職員の育成に心してあたらなければと恥じております。
明日は第5回「ぶら和尚」京都版です。皆さん懲りずにご参加ください。楽しみにしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
東京「ぶら和尚」で上野の東京国立博物館に行ってきました。「栄西建仁寺展」を見てきました。
上野の駅で桜とパンダ

レストランに入ったときにパチリ


※毎月第一日曜日午前10時、京都宇治・心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。24日午前10時、下関・愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。縁を幸いとし、福と為す開運護摩法要。お金が満載した船が入って来る金港辯財天。勝ち運が授かる愛宕寺。どうぞおまいりください。
※毎月のご先祖様、水子様の回向供養も承っております。ご先祖様を大切にすることは「根を深く太くすること」です。だからこそ子孫という私たちの幹は健康に育ち、智慧、仕事と成る枝葉を繁らせることが出来ます。(回向供養料一霊5百円。法名、戒名と共に現金封筒でお送りください。心華寺:〒611-0025宇治市神明石塚66。電:0774-44-5380。FAX:0774-46-4495。愛宕寺:〒750-0014下関市岬之町14-13。電FAX:083-222-7404。)。※永代供養はご相談ください。※知っている寺が無く法要にお困りの方どのようなことでもお気軽にご相談下さい、ご先祖様への月参り、お彼岸やお盆でのおまいり等々です。    
※いろいろな人生相談を受け付けております。お一人で悩まず一度心華寺にお電話ください。
※寺で修行してみませんか、環境を変えて自分と向かい合って考えるということもいいことです。ご一考してみましょう。            合掌