負けること

おはようございます。

F社一泊二日「新入社員フォローアップ研修」ご参加の皆さんお疲れ様でした。じっくりと未来に向かって歩んでください。ご活躍をお祈り致します。
若いときは血気盛んです、その血気を抑え静かに溜めある時一気に爆発するように持って行ければいいですね、そのためにも志が大切です。でなければ目の前の障害と感じられるものとぶつかってばかりいて、結局は志半ばで倒れてしまいかねません。血気の勇に逸ることのないように、目標を確かにして歩んで欲しいと願っています。次回はご自身からお寺をお訪ね下さい、いつでもお待ちしております。各地で行っています「にんげん学」講座にも是非お時間を作っておでかけ下さい。「心こそ 心惑わす心なれ 心にぞ、心 こころ 許すな」という教えもあります。自分の心が「悟り」自分の心で「迷う」のが私たち、だからこそ「心学を修める者こそ」一筋の道を堂々と歩む人生を送ることになるのです。
菜根譚、後集62「成の必ず敗(やぶ)るるを知れば、則ち成を求むるの心は、必ずしも太(はなは)だ堅(かた)からず。生の必ず死するを知れば、則ち生を保つの道は、必ずしも過労せず。」
意は「成功すれば必ず失敗する。この道理を知っていれば、成功することにあまり熱くなる必要はないであろう。
生きるものは必ず死ぬ。このことを悟っていれば、長生きすることにあまり必死になることはないであろう。」
三国志で有名な諸葛孔明は「善く負ける者は滅びず」と説いています。この「善く負ける」という段階を経ますと、不敗の境地に至ることができるというのが孔明の人生観です。その理由は、
1、善く負けるとは失敗を認めるということであり、失敗を恐れなければ、失敗しても狼狽せず、落ち着いて対処できるようになる。かくして、どのような事態に直面しても動揺せず、失敗を逆に成功に向けた転換点にしてしまう。
2、善く負ける人はリスク意識が相当高い。事前の準備がどれほど周到であっても、百%の確率で成功するという保証はない。したがって、常に二割から三割の失敗リスクを考え、退路を用意しておくのである。善く負ける人は、具体的な戦略について、緻密な計画を立てるが、その中では様々なリスクを検討し、万一の場合に備えた緊急措置も講じていることが多い。
3、善く負けるとは失敗の後にその経験や教訓をうまく吸収することだ。要するに、失敗に至った原因を正確に分析し、問題解決の方法を編み出し、倒れても再び立ち上がるのである。
孔明の不敗がよく理解出来ます。若い人に限らず、実践から学ぶことが重要です。目の前の勝敗にこだわり、人生をダメにするようであってはなりません。今日は週末、一週間を確かに振りかえり糧にしましょう。素晴らしい一日でありますよう。
明日は第二日曜日ですので心華寺「水子供養祭」です。午前10時から法要を行います。おまいりご焼香下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興を祈り応援します。
※お子様の事で悩んでいたり、苦しいことがありましたら是非お一人で悩まずにお電話下さい。お話しするだけでも随分と違ってきます。0774-44-5380へどうぞ。
※「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」職員募集中。学校に行きにくい、会社に行きにくい人たちをサポートするNPOです。志の在る方をお待ちしております。かつて悩まれた方の中に何かお手伝いをという方は大歓迎です。電話:0774-45-5561。e-meil sihiba@kokorono-hana.com。迄お問い合わせください。
F社の皆さんご活躍を祈っております。




昨日もトンボを撮って見ました、動物写真家の方の腕はやはり凄い。