願力

おはようございます。

今朝も冷え込んでいます。昨日も寒い中「大根焚き」の準備のお手伝いの方が沢山お出でいただきました。今朝も3時から用意が始まりましたごくろうさまです。
今日は弟子・誠澄の満行の日、一週間の「断食・断水・不眠・不臥」が満行します、ごくろうさまでした。言葉にしますと簡単ですが、大変な苦行です、とは言いましても行者自身は苦行とは感じておりません、感じていたらとてもできないからです。とは言いましてもやはり飲まず食わず、寝ず横にならずは苦しいことには変わりはありません。
ではその苦しさがなぜクリアーできるかといいますと、「願力(がんりき)」です。いわゆる「願う力」。何を思いイメージして行ずるか、その力が精神的苦痛、肉体的苦痛のプレッシャーを願力に転化できるのです。ひたすら信者さんの諸病退散、心身の健康を祈ります。心身が健康でなければ何事も叶いません。病は心身のいずれかだからです。
御仏の教えに五力(ごりき)の大切さが説かれています。信力・精進力・念力・定力(じょうりき)・慧力(えりき)の五つ、1信ずること。2努めること。3思慮深い心を保つこと。4心を統一すること。5明らかな智慧を持つことが五力。
五力を含め、心身を清浄にする精神の働きを願力といいます。断食・断水・不眠・不臥を行じ祈願することで自他共に「心身の気を清浄にする精神の働きを増加させる」ことをイメージして祈り続けます。気という目に見えない働きが私たちに影響を及ぼすことは皆さんも百もご承知のはずです。
気が滅入る、気力が湧かない、気が合わない、元気が出ない等々、これらは言葉にはできても、具体的に表現することはできません。それくらい「気」は大切なのです。その気を「元気にすることを祈る」のです。
「天地・金港辯財天様と行者が気を感応(仏の働きかけと、それを受け止める人の心)させ祈願者との気の橋渡しを行い、元の気を清浄にしてパワーを祈願者に与える行」を一週間行じ「天地・金港辯財天様との気の一体化を為す」のです。
捨身で行じ、信力が増幅している行者が祈りますから「がん・中風・ぼけ・認知症封じ・諸病退散の特別祈願」をお申し込みになられた皆様のご利益は確かなものとなります。
どうぞ今日午前10時から満行のお勤め「お灸鉢かぶり加持」が厳修されます。万障繰り合わせておまいりの上お加持をお受けください。行者とご一緒に読経した上でお加持を受ければご利益は更に増します。遠方でおまいりのできないお方は10時に心華寺の方へ向かって手をお合わせください。
法要後、お加持をお受けになり「大根焚き」を食し、心身共にご利益をお受け下さい。ご家族で心身の健康をお祈り下さるのが最良です。ご家族で祈り合う一日と致しましょう。
明晩は「にんげん学」京都講座「老子を読む」、タオイズムは祈りの世界です。本年最終講座会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
 私たちは東日本大震災の復興、豪雨災害の復興を祈り応援します。
昨日から「大根焚き」の大根の下ゆでから味つけ、油揚げの味つけと、おまいりの方に美味しくいただいていただくために、厳しい寒さの中ご奉仕くださいました。一晩寝かしましたので美味しくなっていますよ。おまいりをお待ちしております。祈祷した大根のお漬け物も最高です。




八幡浜、一生園様から再度「ご奉納みかん」をいただきました。行者誠澄のお加持をお受けになられた後、行者手ずから「祈願入魂のみかん」を仏供(ぶっく)として手渡し致します。更なるご利益があります。一生園様ありがとうございます。