寝る前に

おはようございます。

今朝は少し冷たい雨が降っています。今日の夕方にN社の100名の新入社員の皆様が下山されますが、その前に天は試練を与えてくれているようです、真摯に取り組んで元気に下山してほしいと願っています。
彼らが帰りますと研修は一段落、来週の月曜日から木曜日まで行いますと5月までありません。やはり経験してこそ気づきが沢山得られます。この度も多くの気づきをいただきました。
常に同じ人ではありませんので肌から気を感じ対応することを大事にしています。同じ人を相手にします時は特に大事に丁寧に接するようにしています。親しき仲にも礼儀ありです。
論語に「三省(さんせい)」の教えがあります。論語、学而(がくじ)第1、4条「曾子曰(そうしいわ)く、吾、日に三たび吾が身を省(かえり)みる。人のために謀(はか)りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝えしか。」。
「寝る前に一日の反省をしよう」ということです。意は「私(曾子)は一日三回、我が身を振り返る。人の相談には真心を持って当たったか。友人との付き合いは信義を持ってできたか。学んだことをよく理解していないままに人に教えなかったか?。」。
孔子の弟子の曾子は、「のろま」と評されていたそうです。私と似ているなとこの条を読んだとき思ったものです。「のろま=不出来ではありません」、「マジメで忠実」なのです。曾子孔子亡き後、継承者の一人に数えられました。
この条の注目すべきは、「三つの反省の全てが、人に対する気持ちがどうであったかを省みるところ」です。
曾子は師匠である孔子を尊敬し、教えを忠実に実行しようとしていたのです。だからこそ「一見のろまに見えたのでしょう」、孔子の教え「仁」をキチンと守っているのがわかります、この条を何度も読んである時ハッと感じ涙がこぼれました。教えがあればこそ自分が高められ、磨かれるのだという感謝の気持ちで曾子はいっぱいだったのではないでしょうか、だからこそ忠実に実行しようとして反省している、凄いことです。素晴らしいことです、こう在らねばと思うばかりです。
私もよく寝る前や、寝てからでも、「ああすればよかった」「こうすればよかった」「人にイヤな思いをさせたのかもしれない」などなど、寝られなくなるときがあります。
しかし曾子の考えの三省をしますと、「よし、明日こそは」という思いの力がみなぎり、爽やかに朝目覚めることができるのです。
夕方まで確かにお話をさせていただき下山いただくようにしたいと思っています。明日は「にんげん学」一宮講座、明後日は東京講座、双方共に「論語を読む」です。会場でお会いしましょう。
今日も真心と、信義を大切にして元気に明るく社会にご奉仕ください。小さな事に喜びを感じられる素晴らしい一日でありますことをお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
八重の桜が咲き始めました。次々といろいろな花が咲きます、皆さんの花も私の花もきっと咲くのでしょう。


灯籠の傘に。

今日の観音様と私の部屋から見える桜です。


※学校に行きづらい、会社に行きにくい、なぜこんな気持ちになるのでしょうか?それは自分に正直だからではないでしょうか、自分に正直になり生きるのに誰に話せば良いのかわからない人のための一時避難のオアシスが「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」です。
いつでもお電話でお話をお聞きします。0774-45-5561(斯波(しば))、がお待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。ご両親のダイヤルを回す、キーを叩く少しの勇気がお子様の希望の火を灯します。HPもご覧になってください。
「こころのはな」は「自分がやりたいことにチャレンジする空間」です。自分で一日のスケジュールを考え、やりたいことをやり、学びたいことを学び、聴きたいことを聞くという「自分の扉へノックする」空間です。自分で未来の扉を開く空間でもあります。皆さんとご一緒に生活する仲間もおります。