挨拶

おはようございます。

今朝は冷たい宇治です、車の窓ガラスが氷っていました。昨日十日ぶりに宇治へ帰りました。下関から帰るときも、神戸から帰りますときも、「お元気でよいお年をお迎えください」という挨拶を交わし帰ってきました。
挨拶一つで次への約束ができたり、その人柄を察することもできます。言葉とは何とありがたいことでしょう。挨拶という字は、文字も難しいですが、意味もなかなかに難しいものです。皆さんもその挨拶という字義を知って使っているとは思うのですが、いかがでしょう。
挨も拶も、「物がぴたっとくっつく、すれ合うという意味」です。従いまして「こちらの言う言葉が、向こう様のしかけたことに対して、ピタッと当て嵌まる」これが挨拶というものです。
見当違いの間の抜けたような応対ではなくて、向こう様が「うーんとうなづくような応対、参ったというような会話」、だからこそ、以前は「ご挨拶痛み入る」などという言葉が返ってきたのです。
これくらい、挨拶というのは大変なもので、そのためにも、やはり修養が大事であります。自分の考え方だけで、相手様を察するようなことや、又察することができないようではいけませんし、よしんば、相手様の言葉を理解できなければ「尋ねる、お聞きする」ことです。
いつも書いていますが、「正しいと正しいの争いを生むような」愚かかな年末にしないためにも、それくらい挨拶というものは大事なのです。
本年も今日と明日の二日、どうぞ目の前のお方を慮(おもんばか)り年末のご挨拶を心して交わすようにしてみてはいかがでしょうか。きっと素晴らしい一年の締めくくりとなりますよ。今日は帰省のピークと報道されています、お気をつけて無事にお帰り下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌