おはようございます。

信仰の道でも、学問の道でも、学んだり、本を読んだり、耳で聞いたりばかりでは駄目であります。実地(実践)に我が心に感ずるということが何よりも大事です。孔子の言う「学びて之を習う、また説(よろこ)ばしからずや」です。
学んだところを繰り返し繰り返し、復習し、実際に実施して魂で感じる自己の心の世界を感じること、これが大事です。いくら、文文句句を学んだとしても、心で感じる、「ああなるほど、このことを言っているのか」と如実に自己が真面目に実感することがなければいけません、これであってこそ真の実力となり得ますし、「間違えば素直に修正することもできる」のです。この修正が人生で一番大事かもしれません。
頭の中でやっていると、間違っても修正する事ができない、ただの頑固者になる、これはいかん、このような人間になってはいかん、又このような生き方をしている人は、頭は下げるのだが、ちっとも実践ができていないからやはり修正はせず、周りに責任を求めるというどうしようもない小人になってしまう。
学びは自分を高め、学んだことで社会の中でそれを生かし、生かすことで少しは信頼を得ることができます。少しずつ信用を高めて行きますと、学んだことが、次第に受け継がれていくという使命も果たすことになるのです。自分の学んだ事が先人のお陰だという感謝と謙虚なる心が無ければ、誰も後に随ってくるはずもないのです。
今夜は「にんげん学」大阪講座「老子を読む」です。今夜の老子の話は「三つの宝」の話しです。人生の経営に欠かせない「慈悲、倹約、人の先頭に立たない」という三つの宝、凄い話しです。ある程度の地位を得て、真っ逆さまに落ちてしまうという人が大勢おられます。それは「教えを心に保っていない」故に「我欲に翻弄、欲に惑い身を滅ぼす道を歩んでいる」ことを知らないのです。道は善道と悪道が在るのですよ、皆さん。
今日の話は身に魂に沁みこむ話しです。今のお仕事や暮らしに満足できていない人は、何故満足できない道を歩んでいるのかが分かるはずです。会場に足をお運び下さい、お待ちしております。今日も素晴らしい一日でありますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌