仕事運が良くなる。

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。心学はやはり素晴らしいの一言。3月は8日です、来月もご一緒に学びましょう。何も繁栄の道を説いている訳ではないのですが、結果的には繁栄の道です。貧しく生きる人はやはり、失礼なことを書くようですが「素晴らしい道を受け入れられないという己自身の心の貧しさに気づいていない」のです。何事にも原因があり結果がある。
老子が説く、「有無相生ず」「相反する有無から何事も生まれる」ことを知らない、物事は二元的な世界があるのだと間違った見識を持っている。有無は一対です。目に見える世界では二元的に見えるかもしれませんが、有から無が生じ、無から有が生じるのですから、有無は一つなのです。「己と違った考え方をしている人をも先ず受け入れるべき」なのです。
でなければ成功者も見えて来ず、失敗している人の真の姿も見えてこない。だから、人を見ていながら、現実の「成功者からも失敗した人からも学ぶことができない」。昨日も書きましたが、いくら知識を得たとしても、見る目がなければ、生かすことすらできないのです。
「陰陽、違った物の和合が無ければ新たな物は生まれない」のですから、いつまでも貧しいのは他の存在を否定しているからに他なりません。それすらにも気づけないという迷界に入り込んでしまっているのです。
心学は頓服ではありません、直ぐには効きませんが、確かな効果はあります。内側から自然と人柄、言葉、行動となってあふれ出してしまうのです。いつ?などという愚かな質問は無しです。続けなければ出ませんし、やめれば元の木阿弥以上に最悪な人間となる。
昨日の老子67章の話しは「仕事運が抜群によくなる 三つの条件」いい話しでしょう。何事も運がよくなるには、なる条件がなければいけません。条件というのは行動するということです。紹介しましょう、先ず「このような生き方、行動はだめ」ということを、
「慈しみの心を持たずに自分の強さをひけらかし、
 慎みもせずに気前よくふるまい、
 人の後につくことをいやがって、常に先頭に立とうとするならば、
 命を落とすだけです。」
では、老子が述べる「仕事運をよくする条件。三つの宝」とは?簡単にいえば、
「慈悲の心を持ちなさい」「質素倹約しなさい」「謙虚さを持ちなさい」ということです。
重要なのは、この三つの条件は、どれが一つ欠けてもダメということで、三つキチンと揃うことが、ビジネスで、長く繁栄し続けるために必要なのです。
優れた創業者に、「なぜその会社をつくったのですか?」と聞けば、必ず「世の中の役に立つため」と答えます。「みんなに喜んでほしいという思いからつくった商品や会社は繁栄します」。これはまさに「慈愛の心」にほかなりません。
「世の中の役に立つため」ですから、当然、本人が、会社のお金で私腹を肥やすことはありません。「多くの著名な成功者が、むしろ質素な生活をしていることで知られます」。
さらに、「成功要因はなにか?」と聞けば、「人に恵まれたから」「運がよかっただけ」と謙虚に答えるのです。
「慈愛」「質素」「謙虚」の三つは、セットで必要な最低条件です。これらを、どのような状況においても行動とできるようにするのが日常の修養ですし、心がけです。何事にも原因があって結果があります。老子の説く三つの宝を基本として日常で対人関係を為していけば、仕事の不安も収入の不安も無くなり、生きる喜びとなり、楽しい人生と化すのです。今日は上の三つの宝を大切に行動してみてはいかがでしょう。素晴らしい一日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
大阪講座へのお茶菓子、伊丹・寶樹庵Yさんが「ショコラ餅」をお持ちくださいました。お餅の軟らかさとチョコレートのコラボが絶妙。サンドイッチは大阪のKさんです。毎月ありがとうございます。ごちそうさまです。

神戸のIさんが秋田角館に旅行されたとのこと、お土産に「生あんもろこし」を皆さんにお持ち下さいました。何とも言えない、餡とトウモロコシのコラボでした。Iさん、ありがとうございます。