人によって

おはようございます。

3月のご訪問ありがとうございます。月初は「喉のポリープ手術」後、自宅療養でしたので自宅から数日ブログをアップしておりました、お陰様で今月も無事終えることができます。皆様が毎日お訪ね下さることが大きな励みとなっています、感謝いたします。術後の回復もよく、声は未だ以前のようにとはいきませんが、日々の暮らしの会話、お勤めには支障なく過ごしています。ありがとうございます。
今夕まで新人の皆様にお話をさせていただきますが、何とかマイクを通してですが、聞き苦しい中お聞きいただいています。
人は「人によって磨かれ、人によって人となる。」といっても過言ではないでしょう。新人の皆様には「組織のなかで人間は成長する」ことを知っていただきたいと願っています。すべて将来の運命を決定するものは、その集団、その組織に参加する個人個人が自己を磨いて、そして磨かれたる自己を以て、いかに「その集団に参加し、その影響を受け、また、それに影響を与えていくか、社風をつくり上げていくかということが大切な使命であり問題なのです。」
論語、述而(じゅつじ)第7、21条「子曰わく、我れ三人行えば必ず我が師あり。其の善き者を択びてこれに従う。其の善からざる者にしてこれを改む。」
意は「人が三人集まって行動すれば、その中に自分の師となるような人物がいる。優れた人がいれば、お手本になるのはいうまでもないが、間違いを犯してしまう人でも、その行動をまねしないように心がけるとすれば、これも立派なお手本となる。」
この条は「多様な人や考え方にふれることで、自分が成長できるということを伝えています。」。
季氏(きし)第6には「益者三友、損者三友」という教えもあります。意は「正直者や誠実な人間、知識豊富な人とは友としてつき合いたいが、見栄っ張りやごますり、口先だけの人間と親しくなっても自分の損になるだけだ」ということです。
社会の中には、様々な人間がいます。友人として深くつき合うには適した人物でなくても、集団の中でじっくり観察する分には、反面教師として得るものがあるという見方もできます。
社会人として、会社の一員となりますと、自分の意志に関係なく、配属された部署の一員として働くことになります。決して優秀なひとばかりが集まっているわけではありません。(自分を見ればよく、それはよくおわかりではないでしょうか?ごめんなさい!)。
そんなチームの中に入りますと、いろいろな人が見えてきます。目上の人に媚びを売って部下に厳しい上司や、言い訳ばかり並べてうまく残業を逃れたり、嫌な仕事を人に仕向けたりするような先輩などに失望することがあるかもしれません。
一方、落ちこんでいるときにぐっと来る言葉をかけてくれる同僚や、尊敬できる上司に会えるチャンスもあります。集団が「玉石混淆であればあるほど、玉の価値に気づく目を養えるものです。」。
私などは今でも、人を見る目は確かでありません、人を見る目を養わせてくれるのも人様です。先日に書いていますが「晦日」の今日は、「一ヶ月を振りかえって、自分の能力の足らざるところを洗い出す日」「欠点是正と勉強に励み、自分の暗いところを明るくしていく日」としてください。
新入社員の皆さんはどうぞ「組織のなかで成長する」ことをお忘れありませんように。夕方まで精進されて明日の入社式をお迎えください。
3月のご訪問ありがとうございます。明日4月朔日、始まりの日をしっかりと迎えるためにも確かに反省します。一か月ありがとうございます。     

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
研修生の作務の様子です。

研修で重要なカリキュラム、食事(食育)と配膳です。生かされていることを体験。