天命を知り時習する

おはようございます。

「にんげん学」東京講座「論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。論語20巻読み終えました。心学は読むだけではいけません、血肉にしてこそです。血肉にするにはこれからが当に学び「まねぶ」ことです。終わりが始まり、さらに素読を続けることが学び。
肉体を維持するには食物等々によることは歴然、精神も同様に繰り返し、「学びて時に之を習う」ことをすることが学びの要諦。でなければ精神は「痩せ衰える」。
痩せ衰えますと、「知っているのに、できるはずなのにという愚痴を発する」。「精神は一層疲弊を来たし、心が貧しくなり、他を否定し、和を乱す」よろしくありません。時習を確かにしましょう。
普遍の学、論語を時習し基軸とすれば、当然の如く、新たな人との出会い、新たな展開がもたらされます。「朋有り遠方より来たる」です。心という大地に新たな人びとの樹木の種が蒔かれ、互いに切磋琢磨することで新たな面が磨かれ、それが楽しく魅力ある世界を広げ益々豊かに展開します。
また「人知らずして慍(いから)ず」となり、人様から知られなかったり、求められなかったり、誤解を受けたとしても、「自分を見失うことはない」のです。それは時習を忘れず、基軸にぶれが生じないからです。
人間は日々豊かに在るべきです。豊かとは、「現実の暮らしの中での現象に遭遇したことを糧とすることです」。このことを「知命、命を知る、天命を知るのです」。天命を知れば何も怖いものはありません。
孔子は何か思わしくないことが生じたとき「君子は諸(これ)を己に求む。小人はそれに反す。」と。問題が起きたとき学ぶ人は、自分にその責任を求め、愚痴とせず、顧みて、又学び直す。だから一層の信頼を更に増すのです。何も信頼を得ようなどと時習をしているのではなく、精神を豊かに保つために、時習をライフワークとしているからです。
来月は今年最後の東京講座、来月からは「老子を読む」に入ります。Taoイズム、淡々と自分の能力で暮らす楽しさを教えています。12月9日(金)です。お体大切にお過ごしください。
明日は心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」並びに「七五三法要」です。皆様の大切なお孫さん、お子さんの心身の健康を祈りましょう。七五三を「しめ」と読みます。「節目」です。成長するに必ずあるのが節目、大人になるときの一番大切なのが少年・少女期の節目です。節は最も弱い部分、弱いからこそ「新たな芽が出る部分です」。その節目を祈り「心身の健康をえることが七五三法要」です。
是非ご家族でおまいりください。法要後長曽葉子先生による「七五三法要コンサート」があります。お待ちしております。
今日は目の前が天命であることを確かにして疎かにせずお過ごしください。お大事に。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」「鳥取地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
☆昨日の富士のお山は足元だけ拝みました。



講座前の「ぶら和尚」で三井記念美術館で「松島・瑞巌寺伊達政宗」展を観てきました。


講座ご出席の皆さんありがとうございます。来月から「老子を読む」です。Mさん毎月お花をありがとうございます。