良いと思うこと

おはようございます。

丁酉(ひのととり)年の二日、元日を無事過ごすことができましたお陰様です。一日一生、この考えも一定不変、相変わらずの精神は日常で実践してこそ良い結果が生まれます。変わらない態度、変わらない精神、大切にしましょう。
基軸がなければ車は回転しないのが道理、人生も動かない、動かない軸があればこそ自在にどこにでも行ける、だからこそ無限の可能性があります。
「良いと思うことを実行する」ことを日々行っています。物覚えの悪い私でも、物事の「善し悪しはわかります」。「呻吟語(しんぎんご)」に、
「智者と愚者の違いは、書を読むか読まないかである。
禍(わざわ)いと福の違いは、善い行いをするかしないかである。
貧しさと豊かさの違いは、勤勉に励むか励まないかである。
非難と称賛の違いは、思いやりを施すか施さないかである。」
とても明快な「呂新吾(りょしんご)」の言葉。「人格者と凡人の違いは、実行するかどうかであります」。常識から考えて「よいと思うことを速やかに行うことができるかどうか、それが人の善し悪しの分かれ目となる」ことを多くの人を見て知りました。呂新吾(りょしんご)のいうところは間違っていない。
何百年、何千年前の言葉が残っている事実は、真理を説いているからです。でなければ残り得ない。時間の流れ、歴史の中で、教えを忠実に実行した人が伝えてきたのです。そして多くの人が教えの果報を得たのです。これらすべて実行して栄耀栄華を手にしたのです。
今日本年初めて厳修します心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」も同様です。金港辯財天様は祈れば「福禄寿(ふくろくじゅ)」を与えると約束されています。福とは「願い・心願」禄とは「地位」寿とは「健康」。丁酉年の一年を安心して過ごすために分相応の「福禄寿」が欠かせません。午前10時から一年を左右します護摩の祈りが始まります。
私が辯財天信仰に入ったのは比叡山入山後直ぐ。なぜかといいますと比叡山を代表する行者さんたちがすべからく辯財天信仰をされていたのです。行を魔事なく満行するために辯財天様の願力(福禄寿)を頼みとしていたのです。私はそのとき「ピンと頭の中ではじけたのです」。多くの方の「福禄寿を生涯祈ろう」と。今日も素晴らしい一日を送りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆正月の空、元旦は朝のお勤めを終え、心華寺諸堂を参拝、そして初代の墓をおまいりした後に初日の出を拝みます。



嬉しいお年玉が博多のNさんご夫妻から届きました。


☆法要後は梅谷忠洋先生率います梅組による「新春・初夢コンサート」があります。