憲法の前文

おはようございます。

今日から五連休という方や、お仕事という方、連休の過ごし方もいろいろだと思います。そう、歌ではありませんが、人生いろいろです。
人をうらやんだり、さげすんだりはいけません。尊敬し、愛眼を以て接することです。今日は憲法記念日、私が生まれた年に施行されました。人生いろいろだからこそ、いろいろな個性を発揮するための土台、ベース。違いがあってこそ協調すればこそ素晴らしい国家、人生となります。お読みになったことはあると思いますが憲法の前文を紹介します。今、一人一人が憲法を作った当時の原点に戻ることが大事では?と思い載せました。
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」
日本国憲法の前文に書かれています素晴らしいですね、これをしっかりとお読みになり自覚し、いつも書いていますが、先ず身近な人を大切にしましょう。それが崇高な理想の行動の緒であり大切な実践の要道だからです。
国民主権、国家の主権が国民にあることを言っています。私たちはこのことを確かにして「国民の義務と権利を果たすことを自覚すべきです」。人生いろいろ、価値観が多様だからこそ、迷わないために、個々人が四の五の言わずに何に「力を尽くすべきかの目標を前文で確かにしてくれたのです」。
人任せにせずに、国民としての義務を一人一人が果たさなければならないという話を家族でしてみてはいかがでしょう?聖徳太子の「和を以て貴しと為す」が基本の基本でしょう。平和を保つには平和を守ろうとする高い志に他なりません。武器を以てする以上、改憲以上の力なのです。ルールを変えれば愛国心が強くなるのではないのです。ルールなどなかったとしても家族を愛する心を養い、自ら率先して行動することに目覚めるのが憲法記念日です。決められたからやる、やらされるからやるというような志の低さでは、いざというとき力など発揮できないのです。
良い休日をお過ごし下さい。楽しい休日も平和があってこそですこれから平和を祈る護摩を修します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆素敵な鯉のぼりをSさんがお持ち下さいました。


夕景と自宅の前の前川