心浄ければ

おはようございます。

まだくらい中で空を仰ぐと青く見えます、夜明けが早くなりました今日も良いお天気になりそうです。
金子みすゞ詩集を時々読みます。そしていつも感動、勇気をもらいます。
☆蜂と神さま
「蜂はお花のなかに、
お花は庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに。
そうして、そうして、神さまは、
蜂のなかに。」
このように思えば争いなんか起こりません、素晴らしい詩です。
私たちはだれかに、誰かに守られています。守ってもらっています。みんなの命が私の中に、私の命の中にみんながある。
山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしつかいじようぶつ)、みすゞはスゴイ人です。
これは何も草や木が功徳を積んで仏になるというのではなく、草や木を見る人間が仏になるとき、草や木もいっしょに仏になるとの教えです。
わたしたち自身が仏になったとき、天地も山も川も、草木もすべてがまた仏になると知るべきことをいっているのです。みすゞの心は仏だったのです。
維摩経というお経に「心浄ケレバ土モ亦浄シ」とあります。
そこに住む人達の心が美しいと、自然にその国土もきよらかになってゆくのです。これを自他一如、内外一如といいます。外の世界に心騒がせず、素晴らしい詩を読み心を浄くしましょう。否、浄くせずとも私たちの心は浄いのです。これから朝のお護摩を修し密厳浄土の世界へ入ります。
今日も素晴らしい休日の一日をお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
☆麦がグングン伸びてきました。



白鷺も。

夕空も素晴らしい。