敬老

おはようございます。

大型台風18号、日本列島に大きな被害をもたらしているようです。被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げます。宇治は今は小雨の状態、楠木の枝が沢山折れて落ちています。東日本の皆さんはこれから台風が強くなります、気をつけてください。
新しい週の始まり、敬老の日で休日、今日はご両親、先輩諸氏を大切にする新たなきっかけの日にしてください。老は「孝の子を匕に変えて出来た文字です」。孝は「親は子供が小さいときには懐に抱き守る姿であり、親が年老いたら子が背負うという字です」。老は「年老いた親を大切に懐に抱き孝養を尽くす字であります」。
人間が豊かに成長して行く、楽しく「人間として進化していくのはやはり、先輩、親の言葉を大切にすることから始まります」。「化」という字は「人偏に匕」で出来ています。「人偏は若者を指し、匕は老人を指しています」。人として豊かに進化できていく人は「両親、先輩の言葉を大切にすることで正しく化していくのです」。人として親から子へ、先輩から後輩へと受け継がれていくことはとても美しい愛情の世界です。
親や先輩の経験体験から出た言動を大切にすることは処世の上に於いてはとても重要です。今日まで私たちの為に様々なことを継承し伝えてくだされたからこそ、私たちは学び行動できていけるのです。
私たちはややもすると、親の言葉や先輩の言葉に反発するものです。何故でしょう?「不自由感、束縛感」から生じる反発です。そして言われたら直ぐに出来ないから反発してしまうということでもあります。
習慣は第二の天性、親への反発を繰り返していますと、社会に出てもやはり、束縛感不自由感を感じれば、反発心を起こし、否定してしまうという人間性を養ってしまうのです。これではいくら能力があったとしても、「できるようにはならない」のです。昨日書きました「能」は「できる」という意味。せっかく素晴らしい能力を親に授かっていても、親や先輩の言動(教え導き)を尊敬し受け入れなければ、「何も出来ない、進化しない、進化できないという人生を自ら選んでいるようなものなのです」。
先輩諸氏もお若い皆様を愛情いっぱいの気持ちで敬い育ててください。育てるためには、若い方の話を聞く、優しく質問して、胸襟(きょうきん)を開くようにして、人として、人間として会話のキャッチボールの中で楽しく経験体験の話をし、若い方が興味を持つようにしましょう。上から目線で説教するような話し方では敬遠されます。孔子も「老年の血気はいかん、よろしくない」と教えます。経験体験してきた私の話には間違いが無いという上から目線ではいかん、よろしくないということです。先輩の皆さん若い皆さんとのキャッチボールをよろしくお願いいたします。
尊敬、敬老とはかほどに重要な思想であることを自覚しましょう。改めて今日はご両親や祖父母、諸先輩に「ありがとう」の感謝の言葉を贈りましょう。ホットで素晴らしい敬老の日をお過ごし下さい。そして人生を豊かに暮らすために新たなきっかけの日として下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌