精進のパワー

おはようございます。

強い雨の音で夜中目が覚めました、最近の雨風には何か怖さを感じます。何ごとも無いことを祈ります。
昨日は京都駅7時20分発の新幹線に乗り、下関・愛宕寺にお昼前に入りました。心華寺の最寄りの駅を6時過ぎの電車に乗り京都駅へ。
いつも感心します、お勤めの皆さんは早くからご出勤、学生さんは何か朝練のためでしょうか?本当にご苦労様です。京都駅についても新幹線のコンコースは旅行客に混じり出張姿のビジネスマンの方がいっぱい、ああ、皆さん朝早くから頑張っておられるのだなぁ〜、ご苦労さんと思わずにはおられません。
この世は何一つ当たり前などはありません、お陰様です。沢山の方が働いておられるのは、どなたかのお陰、お力です。どなたかがお仕事を作ってくだされているから働ける、活躍の場がある、ありがたいことです。いつも沢山の方の活動を拝見し、自分の励みとさせていただいています。私も出来ることで精一杯精進(しょうじん)しなければと一層思います。
もうじき春のお彼岸。ご先祖様に感謝いたしましょう。一番先に感謝しなければいけないのがご先祖様。ご先祖様への感謝の恩返しにお彼岸には六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行をしなさいと教えられています。何も修行とは特別なことではなく、日常の中で行うことが修行。
六波羅蜜(ろくはらみつ)の中から出た言葉が精進(この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための六つの修行)。
精進波羅蜜とは、「懈怠(けたい)、怠ける心を対冶して(たいじ。怠ける悪い心を修正すること)、身心を精励し(せいれい。努め励むこと)、他の五波羅蜜(布施・持戒・忍辱・禅定・智慧)を修行することです。この精進ですが、「精」という言葉は「まじりけのない」という意味です。昨日書きました「一つ」です。
例えば、仕事でも修行でも、頭の中や行ないに「まじりけ」があっては精進とは言えません。目標に向かって、ただ一筋に進んでいくことこそが精進。
時には、一生懸命、一心一念に事に当たっても、結果が得られない場合や逆の結果が出たり、外部から水をさされたりすることがあります。そういうものは、「大海の表面に立ったさざなみのようなもので」、やがて「風がやめば消えてしまいます」ので、多少の「困難は自分を試す幻に過ぎません」。そのようなときにこそ八正道の「正精進」が大事です。
自分で決めた人生なはずなのに、嫌気がさしたり、怠け心が出たり、楽しさに心を奪われたりと、いろいろな現実と出会います、時に精進することを怠らないことです。
多くの人様が早朝からお仕事される姿を拝見したり、18日からのお彼岸の縁に出会ったとき、「ややもすると見失ってしまいがちな自分を取り戻す縁であると感謝」するのです。当たり前など何一つ無いと口で言ったとしても行動、知行合一でなければ、後悔する一生を迎えることになるのではないでしょうか。
人生はつまり、いま、この瞬間をどう思うか、どう過ごすのかなのです。目標に向かう今を幸せと感じられれば、人生は「いま」の連続体ですだから、一生が幸せなのです。人生は長い短いという概念ではありません、「今が人生そのものだと考えています」。
先人のイキイキと一生を過ごされた皆さんを学びますと、「最後まであきらめなかった人が成功しているのです」。人生は精進が大事だと考えます、それも「一つのことを生涯かけて精進するのですからこそできるのです」。
精進を表現を変えていいますと「本気」ではないでしょうか?。本気になりますと「自分が変わる」のです。自分が変わりますと「世界が変わる」のです。一度この「本気をつかまえると人生が楽しく変わるのです」。何が楽しいかといえば、評価云々ではなくなるのです。いわゆる心の自由が得られるのです、精進は楽しいのです、精進しましょう。
パラリンピックで活躍されている各選手の精進の姿勢にはほとほと頭が下がり、私の目標の姿勢でもあります。精進すればここ一番というときの精力のパワーが増すのです。皆さん今日も精進する楽しい一日を送りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
☆心華寺で参籠修行をしませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五感の対象をすべて聖典に置き、自身との対峙。新たなあなたが見えてきます。
愛宕寺の玄関前の沈丁花が皆様を素晴らしい香りでお迎えします。