口を慎む

おはようございます。

 6月後半の週、今週もよろしくお願いいたします。
 「口は災いの元」とよく言います「思いも禍の元」と心得ます。だから正しい言葉、正しい思いを持つことだと考えています。どんな人にも「おごる心があります」。人はこの、「おごりに要注意」です。私は、「言ったとおりに行い、思ったことを行うようにしています」。だから大言壮語を吐かないことを心がけています。
 いわゆる「知行合一(ちこうごういつ)」。知行合一は中国の明(みん)代、王陽明(おうようめい)がおこした学問である陽明学の命題の一つです。知(知ること)と行(行うこと)は同じ心の良知(人間に先天的に備わっている善悪是非の判断能力)から発する作用であり、分離不可能であるとする考えです。
 論語の為政(いせい)第二にある「先ず其の言(げん)を行い、而(しか)して後にこれに従う」が元になっています。(すぐに実行することができ、とやかくいうのは後回しにする。これが人としてのあり方である。)
 王陽明は、知って行わないのは、未(いま)だ知らないことと同じであることを主張し、知っている以上は必ず行いにあらわれると述べました。
 真の知行とは「好き色を好むが如く、悪臭を悪(にく)むが如し」と説いています。例えば、好きな色というものはそれを見た(知った)瞬間に好んでいるのであり、色を見て(知って)から好きになろうと判断するわけではないのです。
 知行合一は「知は行の始なり、行は知の成るなり(知ることは行為の始めであり、行為は知ることの完成である)」「行動を伴わない知識は未完成である」とも言い表されます。 何ごとに於いても実践することは至難の業、だからこそコツコツと一つ一つ時習(じしゆう)すること、繰り返すことだと肝に銘じています。「言うは易く行うは難し」です。あれもこれも知って、何一つできないようでは自らの人格を貶(おとし)めるのです。
 知は不知なりとも、知って行わないのは知らないに等しいのです。口先だけの人間にならないようにしたいと、皆様にお話しさせていただくことの多い私ですので、おごり、知ったかぶりは厳に戒めたいと考えています。
 ただ知るだけ、ただ話しているだけの人は、人を責め、人を傷つけ非難、批評ばかりの嫌われる人間性を自ら作り上げているようなものですので、要注意であります。
 知行合一の人の特徴は、自分が高い知識を持っていても相手を責めず、そしらず、人様を傷つけるようなことをしないのです。
 今日の社会はあまりにも「自分を棚に上げ、人様を攻め、非難中傷すること多く結果、不幸な事件が多く起きる原因にもつながっているようにも感じています」。
 コツコツと、言葉、口を慎み自己確立を今週も目指しましょう。豊かで充実の一週間をお過ごし下さい。 
 昨日開催しましたNPOこころのは「ひきこもり女子会」ご参加の皆さんありがとうございます。ワークショップをいただきました、陶作々のKさん、ありがとうございます。感謝いたします。今後ともよろしくお願いします。そして毎回女子会の運営にお手伝いいただきますTさん、Yさんありがとうございます。お手伝いいただけるからこそ開催できます。感謝致します。来月7月14日(土)午後2時からの「ひきこもり女子会」も宜しくお願い致します。ご参加の皆さん来月もご参加をお待ちしております。
 今日はNPOこころのはな「農業体験日」です。午前9時までお集まり下さい。作業を終えますと美味しいお昼ご飯が待っております。 
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
※心華寺で一泊、プチ修行をして心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。
NPOこころのはな「ひきこもり女子会」で陶芸のワークショップをしました。ご参加の皆さんがしっかり愉しまれたようでした。ご指導くださいました、陶作々のKさんありがとうございます。






毎回お世話、お手伝いいただいております、TさんYさんの手作りのお昼ご飯です、ごちそうさまでした。毎回ありがとうございます。

次回の「ひきこもり女子会」は7月14日(土)午後2時からです。是非ご参加下さい。
〇Aさんが代表を務めます「未来子ども基金」の皆様が上半期報告会を心華寺でひらいていただき、昨日午前中に作務のご奉仕をいただきました。皆様「身施」感謝致します。六波羅蜜行の最高の積徳、感謝致します。皆様の功徳は必ずや天の宝庫へ蓄えられ、ご守護下さいます。ありがとうございます。皆様との集合写真です。