羅針盤

おはようございます。

 「にんげん学」神戸居酒屋講座「論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。
 心学は「行動するための活学」。知識学の少ない私が今日何不自由なく暮らせるのは心学を日々素読してきたお陰です。また対人関係の中で非礼にならないよう「為すべき事を教えていただいたからです」。
 心学の中に書かれてあることはとても簡単でシンプル、何一つとして特別なことは書かれていません。そこにあるのは「仁」であり「思いやり」。日々素読、音読をしたからこそ、私は理屈抜きで行動できています。「目の前の事に、無意識裏に行動の規範、原理原則で対応しているのです」。
 そこには、損得、利害という対立的概念はありません、自分の行動が評価されたい、認めて欲しいという概念もありません。ただただ、自分の「出来ることでの仁愛の行動を行うだけ」。
 ですから、目の前の人様がノーと拒否すれば、はい、と素直に引きますし、又、これをやって下さいと、乞われれば、素直にポストにベストを尽くすだけです。
 心学の書は、仁をベースにしています。私たちの「無意識、潜在意識の中に存在」しています「よりよく生きたい」という「探究心や向上心を気持ちよく刺激してくれるのです」。 
 どのような状況にあったとしても、「心の羅針盤となってくれるのが心学」です。何故、羅針盤になり得るのかと言いますと、心学の書を読み進んでいきますと、道理、摂理を感じられ、無理なく行動できるようになるからです。理屈ではなく、感じられるのです。
 行動規範、原理原則ですので、ある立場に立ちたいとか、地位を得たいとか我欲を達成することが仁ではないことがわかります。
 人生の岐路と思われる現実に遭遇したとき、「仁愛を行動規範としていれば」豊かに暮らせるのです。物や地位に価値観を置かなくなり、人との後先にも争わなくなるからです。
 我利で生きますと、招かずとも労苦の多い現実がもたらされます。このような語があります。「利に放(よ)りて行えば、怨み多し」(利益だけを追求したら怨まれるに決まっている。愚かな事だよ)という意です。このような人生を送ることなく、楽しい豊かな人生とする「仁・思いやりを」普段に行いゆったりとした暮らしを行いましょう。7月の神戸講座は7月19日(木)です。来月もご一緒ください。
 今日も仁、思いやりの羅針盤を持ち一日をゆったり過ごしましょう。
     
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の扉を開けます。
☆心華寺で参籠修行をしませんか、非日常の空間に身を置き、作務(掃除)、読経、坐禅、写経、五感の対象をすべて聖典に置き、自身との対峙。新たなあなたが見えてきます。
人生は行き先を決めたとしても、道中、どのような出会いがあるかわかりません、どのような出会いがあったとしても、動じない自分を作りましょう。
○「にんげん学」神戸居酒屋講座ご出席の皆さんありがとうございます。