真似る

おはようございます。

 一昨日は敬老の日、昨日も報恩・報徳を書きましたが、やはり大切なことだとじっくりと考え直しました。不遜なことですが、伝教大師最澄聖人様も孔子も聖人だと感動しております。
 なぜそのように思ったのかといいますと、先人、先徳がいろいろな事を残してくれなかったなら、私はどう生きたのだろうと考えますと、恐ろしくなったからです。いろいろな手がかり、お手本を残して下された。身近で言いますと、両親、師匠です。
 論語、述而(じゅつじ)第7、1条を思いだし読み返し新たな感動を覚えました。「子曰く、述べて作らず、信じて古(いにしえ)を好む。窃か(ひそか)に我を老彭(ろうほう)に比す」。(老彭:中国古代の国、殷(いん)の賢大夫、それ以上は判っていない、孔子が非常に尊敬した。)
 心学の書は何度読んでも新しい感慨をおぼえます。訳は「先生(孔子)が言われた。『陳述するだけで新たに制作しない、古代の教えを信じてそれを好んでいる。そんな自分を密かに老彭になぞらえているのだ。』」
 聖人と言われた孔子でさえ、先人の老彭の「やり方を真似ている」のだと言っているのです。この謙虚さが多くの師弟を育てたのでしょう。
 伝教大師様も六根相似と明言されました。眼・耳・鼻・舌・身・意の六根を「御仏の六根と相似としようと生涯をかけ精進・工夫なされた」。お大師様も「御仏を真似ました」。「偉大な人ほど感動した人を真似る」、真似なければ何も始まらないのです。
  感謝、報恩・報徳の意識を新たにして護摩を修します。皆さん、基本を確かにすれば自ずと大きな展開があるのです。比叡山から偉大なお祖師方が沢山排出されたように(栄西道元法然親鸞日蓮。一遍の各お上人の方々)。論語を学び多くの方がお手本にされ一家を確立したのです。
 私も多くの人と知己(ちき)をいただきました。何よりも、同信同行の人と出会えたことに感謝しています。社員の皆様を大切に考え、向上心旺盛な沢山の企業様に出会えたことにも感謝しております。先人に感謝致しましょう。
 明日は、下関・愛宕寺の「秋季・彼岸会法要」です。午前10時から厳修いたします。ご先祖様、水子様、物故者の皆様を大切にご回向供養致しましょう。豊かな人間的情緒を養う基本が先祖供養です。お申し込み下さい。0832-22-7404。おまいりをお待ちしております。心華寺は23日午前10時から厳修いたします。
☆明日のブログはお休みをいただき、明後日お昼から再びアップになりますので、ご心配いただきませんように、よろしくお願いいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
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