日々のお勤めが継承を生む

おはようございます。

 お師匠様の善光寺大勧進住職・管主晋山式にご出席の栄をいただき、感動の一夜が明けました。これから多治見で焼き物をやっておりますNさんの所に立ち寄り、ゆっくりと宇治へ戻ります。
 昨日は言葉もなく感動の一日でした。ただただお側でご随喜させていただいたことに仏縁の喜び幸せを感じております。お師匠様ありがとうございます。
 私はお師匠様の弟子の端に加えさせていただいてから、ずっと幸せを感じております。いつもラッキーだと感じているからです。お師匠様のお供をさせていただき同じエレベータに乗せていただきいろいろな景色、味わいを感じさせていただいたからです。私一人の力では見ることも触れることもできない様々なことを体験させていただきました。これらすべて幸せ、ラッキーそのものです。
 弟子入りを許されて後、想像も及ばないことばかりの連続。すべて体験させていただくことが思いもよらないことばかり。人が物が何故このようにしてあることができるのか、なぜこのようになるのか。はたまた、事がならないのかを目の当たりにして、思いもよらない様々な学びができたのです。
 自分でただ思うことばかりでの修行であったなら、何も得ることもなく、物事を深く広く考えることも不可能であっただろうと思っています。
 内なる世界での工夫が出来たとしても、何の根拠もない学びもない工夫は工夫ではなく、妄想であったでしょう。師を求めずして一人学び事がならなければ、目の前の親に不平不満を並べ立て、出来ない理由を外に求め、正論のように並べ立てて終わる人生だったかも知れません。
 自分で望んで入門したからこそ、反論もせず、不平不満も言わず、師の言葉をひたすら頼りにして工夫をしました。でなければ熟慮するという言葉は知ったとしても、熟慮できる辛抱も養えなかったことでしょう。
 ならぬ堪忍するが堪忍、どうしても我慢できないことを我慢するのが、本当の意味での忍耐であるということ、忍辱波羅蜜を修せたのも師のお陰です。
 比叡山下山後8年目に「己に腹を立てよ」という私の人生哲学をPHP出版から出版させていただくということにもつながったのも師のお陰、辛抱のお陰です。文盲の私が書を書かせていただくなどということなど考えも及びませんでした。
 晋山式に参列させていただき、一番感じた事はやはり「営々と日課のお勤めを粛々と1,400年修めているということに新たな感動を受けたこと」です。心華寺でも愛宕寺でも日課を大切にすることが仏国土を作ることだと使命を新たにして帰ります。お師匠様に又教えを受けました。
 皆さん幸せだラッキーだと日々の出会いを感謝の念いで考えお過ごしください。今日もラッキーな一日でありますようお祈りいたします。
 明日はNPOこころのはなの大切なイベントがあります。「不登校新聞」編集長・石井志昂さんを囲んで!不登校・ひきこもりを考えるin宇治シンポジウムを開催します。
 不登校の当事者が求めている「居場所」とは?というテーマのお話です。不登校新聞編集長・石井志昂さんにお話をお伺いします。
 皆さんのお力を是非お貸し下さい。ご参加をお待ちしております。会場はNPOこころのはな。みのり幼稚園イベントホール「釈迦堂」です。午後2時から開催します。お待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の幸運の扉を開けます、ノックをしましょう。
善光寺へ朝のお勤めに出仕されるお師匠様。


晋山式で大樹孝哲探題大僧正猊下から「大勧進の住職の拝命」式。


お師匠様から皆様への謝辞。

行列を調え、善光寺へ就任の挨拶のお勤めに。

晋山式を終えられ、自室でご一緒させていただきました。

お供をしていただいたOさんと。Oさんにお供をしていただき、運転もいただきOさんありがとうございます。お陰様で無事式典に出席できました。