素直さが成長を加速させる

おはようございます。

 昨日で副住職の21間の「懺悔練行」が満行、25日から一週間の「断食・断水・不眠・不臥」の行に備えます。ご随喜くださいました皆様ありがとうございます。これからが胸突き八丁の行です。
 「言うは易(やす)く行うは難(かた)し」、とはまさしくこの通りです。だからこそコツコツと積み重ねることだと思います。積小為大(せきしよういだい)、篤農家、実践家でもあった二宮尊徳翁の哲学です。小さなことを積み上げれば大と為すという意味です。
 ポストにベストの言葉同様、この言葉に出逢って私でもやれるという強い思いがしました。「素直さが成長を加速させる」と考えております。
 中学二年生の時から言葉に感動することを覚え、自分が感動したことを取り入れるという生き様を送ってきました。比叡山伝教大師様、孔子二宮尊徳等々、偉人、賢人と言われている方々は「一つのことをやり通されたことを知ったことも勇気百倍」でした。そして「自らを高める、自らを養うということを旨とされていた」のです。
 他人様からの評価云々では無く、「このように歩もう、という目的、理想を掲げた人生」だと知ったのです。これも私にとり勇気の確信となったのです。
 世間に自信がないと嘆いている人が大勢います。かつての私がそうでした。自信とは何でしょう。それは「自己認知できない」「自己否定」しているということです。自分で自分を認められない、自分で自分を否定している、のです。それは「人と比較して生まれた気持ち」です。
 腹の中では「自分と人は違うと思っていながら」、自分を認めていないのです。自分の実力を認めない生活を送っていますと「反発心」「意地だけを張るようになる」のです。いつか俺だってやる、と言いつつ何もしない、そして、意地だけで行動し、失敗を重ね、追い打ちをかけて、更に自信を失う。最悪な堂々巡りをしていたのです。
 私の最初の脱皮、自己変革は「奇跡の人」という三重苦を背負ったヘレン・ケラーの幼児期の映画を見たことです。カルチャーショックということを始めて体験しました。ヘレンは体にサリバン先生に躾(しつけ)られたのです。知識として身につけたのではなく、「行動させられた」のです。
 それから、私は知識するという苦手が払拭されたのです。感動したら「行動」という今で言うところの「ポジティブシンキング」です。行動が思うように行かずに暴れているヘレン、それを指導するサリバン先生、そしてとうとう目覚めてしまったヘレンがサリバン先生と涙して抱き合うシーンを見て私も感動の涙を流していたのです。とても「幸せは瞬間」でした。今でもこのシーンを思い出しますと目頭が熱くなり、中学二年生の時に戻ります。 
 行動が思うような結果に結びつかなくとも、体験から学習し、失敗ではなく、経験として、新たな行動につなげていくことを体得したのです。
 自分に対する自信が、体験を経験として蓄積させる態度を作ったように思います。それ以上に、心構えが、マイナス思考、挫折感を自然に排除するように働いたようにも感じています。
 素直な心で情報を受けとり、さらに幸福感をもって行動に移すことによってはじめて成果が得られ、成長にも加速度がついてくるのです。そのリズムがますます自信を形成していくのです。どんなに立派なアイデアでも、知っていることに満足して頭の中に留めておくだけでは意味がありません。実際に行動に移さない限り、無知であることと変わらないからです。
 私は今でも無知だと思っています。しかし、自分ができることをポジティブに自分で認知しています。だからこそ夢を目的を楽しくイメージしてコツコツと日々行動しているのです。
 明日は「心華みのり大祭・採燈大護摩法要」です。おまいりください。法要行事のある度にコツコツとおまいりなされば大きな功徳がいただけるのです。今日も豊かな思いでお過ごし下さい。 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断等々。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
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最後の講話と記念写真です。



✩11月23日(金・勤労感謝の日)一年の収穫祭「心華みのり大祭・採燈大護摩法要」午前11時。一年の収穫感謝祭です。天空に祈りを捧げ更なる実りを祈りましょう。
※添え護摩祈願を修しましょう。実りへの感謝祭です。108本の添え護摩祈願が大きなご利益をいただけます。お申し込みください。1本百円。
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