道に従うことが充実人生

おはようございます。

 「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。昨日学びました「老子77章」、老子は「老子道徳経」といわれていますように、自然Taoを説いたものです。読む度に、我で読んでは道理とはならない、ダメということを毎回知らされます。我で都合よく自己解釈しているから「豊かに生きられない」ことに気づかされます。逆に自分にばかり利をと願って学ぶから利とならないことが見えてきます。自然は共存共栄だぞ、と老子は説きます。
 少しずつ、一歩ずつ改善していくことを目指しています。昨日学びました「いいときも、悪いときも、「変わらない」」という教えを肝に銘じ、我欲に陥らず豊かに歩まなければと新たな気持ちとなりました「ポストにベスト」です。我欲で人生を歩むから、教えも、何もかも失ってしまう人生と為してはいけません。
 一日の仕事に誠心誠意「ポストにベスト」を尽くすことが道、Taoです。「高き者は之を抑(おさ)え、下(ひく)き者は之を挙ぐ。余り有る者は之を損(へら)し、足らざる者は之に与う」(老子77章)。
 人生、自然は日々の繰り返しです。一新しています。ところが、良いときの事を思い過去に生き、悪いことを思い過去に生きているのが私たちでもあるのではないでしょうか?今がない、今を生きていない?のです。
 老子はこのように教えます「「道」の前には万物が平等である。だから、「道」はこの世を平らにするように作用する。やりすぎればへこまされるし、どん底に落ちれば引き上げてくれる。そこを理解した上で、「道」に調和をとられる前に、自分で偏りをなくすように努めなさい」。
 読めばなるほどと納得するのです。しかし、握れば離したくない、得られなければ得ようとする、ポストにベストを尽くして、感謝していない。皆自分の力だと思い違いをしているから、「道にへこまされる」のです。握れば、離し人様に役立てる。得られなければ、ベストを尽くせなかったことを反省し、一新しやり直す。これが道、Taoですよ、と教えるのが老子です。
 ボールを投げるかっこうをしてくださいとお話しの時お願いします、皆さんはどうしますか?必ず腕を後ろにひきます。当たり前ですね。腕を後ろに引いて力をためなければ、ボールは前に飛んでいきません。
 ここでは、「道」は常に、そういう逆の力を働かせて、世の中のバランスを保っていることを教えているのです。
 「出る杭は打たれる」。能力と運に恵まれぐんぐん頭角を現していっても、調子に乗ってやりすぎますと、「道」にコツンとへこまされるのです。それは「図に乗ってるんじゃないよ。もっと謙虚になりなさい」という「お仕置き」でもあります。
 逆に、不遇続きでどん底に落ちてしまったようなときは、「道」が浮上できるよう手助けをしてくれます。
 しかし、「道」が偏りを正してくれるのなら、それに任せておけばいい、というのはちょっと違います。できれば、転落は避けたいですね、
 大事なのは、「道」のこういう働きを理解して「人事を尽くして天命を待つ」ごとく、自分から偏りを正して調和をとるよう道に従って歩むことを心がけることです。「無為無心にポストにベスト」です。
 とりわけ「上り調子のときは、謙虚になることが道に叶うことを人道として知ることが重要」です。不遇の時も同様です。皆さん、社会に一歩踏み出したときのことをお忘れですか?原点をたどれば、「もともと地位も財産も何もなかった」のです。あったのは夢だけでした。それを思い返せば、世をすねたり、不平不満の塊になったり、自惚れることもなくなるのです。
 自分がどんな状況にあっても、謙虚な気持ちで自らの心の調和を図りましょう。でなければTao道からへこまされることを知りましょう。次回小倉講座は3月26日(火)です。来月もお目ににかかれますことを楽しみにしております。
 今夜は「にんげん学」神戸居酒屋講座「論語を読む」。南薩摩旨いもんキリシマ山荘でお待ちしております。今日は道に従うことを考えてお過ごしください。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※運命開運相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。mail:bonsan01@wao.or.jp。相談したときから主体性のある本物の人生が始まります。                                合掌

✩昨日は心華寺・金港辯財天様の奉仕日で「仏器」のお磨きを皆様にいただきました。布施波羅蜜の功徳は測り知れません、皆様の陰徳は多くの方々へ回向され世の中を豊かにします。ありがとうございます。

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