教育によって変わる

おはようございます。

 今年も新入社員の皆様方への研修が始まりました。毎年感動しております。何に感動しているかと申しますと、人材を人財とお考えの会社が多いということです。育てよう、育てなければという思いです、結果研修に派遣くだされる。
 会社は例えていいますと「大地」。大地に多くの「若い苗が植えつけられた」のが新人の皆様です。苗木の性格もありますが、やはり、「環境が第一です」。心華寺は「心華照十方刹(しんげしょうじっぽうさつ)」という円覚経という経文の一文をいただき寺号にしたものです。
 これは「心の華は十方(四方八方上下で十方)を照らす」という意味です。教えによって世の中を照らして欲しいという願いから寺号とした「人材育成を願ってのことです」。そして「教育が人格を形成する」ことを信じているからです。
 どんなに人に才能があったとしても、資質があったとしても「教育がなければ才能は発揮されません」。どんなに才能があったとしても我利我利亡者ばかりでは争いばかりでどうしようもない社会になってしまいます。
 やはり、利他、思いやり、支え合う社会でなければいけないとは誰しもが思っているのではないでしょうか?いかがでしょう。であるならば、自ら率先して利他を行うことの出来る人間になるべきです。新入社員教育とは当に「利他の精神世界」です。
 論語、衛霊公(えいれいこう)第15-39に「子曰く、教えありて類なし」という素晴らしい語があります。
 訳「人は教育によって善人にも悪人にもなれる。生まれたときから差があるわけではない」。
 教育、殊にお釈迦様や孔子は「生まれたときから差があるわけではない。もって生まれた能力はみな同じだ」という前提に立っています。では平等であるはずの人間にどうして差がつくのでしょうか。そこに「教育の必要性が見えてくる」のです。
 「教育によって人は変わる」のです。「教えありて類なし」というのです。いわゆる、生まれたときから「善人悪人が決まっているのではない」ということです。
 どんな人でも、はじめは同じ性質、能力、立場であるのです。「成長する過程で施された教育によってどんな人物になるかが決まる」のです。これは幼少年時代のことです。大人になれば自覚することで学ぶことが出来ます。自覚した上での社員研修です。
 人として「どうあるべきかの教育」とは「仁や徳を教えること」です。仁や徳とは「思いやりや他人を大切にする気持ちを忘れないようにと教え育てることです」「心優しい仁の人ととなって管理職に成長して欲しいと願ってのことです」。
 一方、何も教えられずに育てられた人は「他人の気持ちを考える事の出来ない、思いやりに欠けてわがままな我の強い人物に成長する恐れがあるのです」。
 人間には平等な能力があったとしても、そこには「遅速、上手下手があることも気づかねばなりません」、その思いやりも教えられてこそです。
 今素晴らしい才能が発揮されている新人の皆様だからこそ、個々の素晴らしい会社に入社されたことは間違いありません。人は機械と違います。同じスピード、同じ出来とはならないのです。そこで「思いやりの教育の必要性があるのです」。気づかれる人ばかりではないのです。教えられて気づく人もいるのです。
 これから長い人生、サポートしたり、されたりが社会です、仲間です、会社です。切磋琢磨して、率先して学び合い、支え合いできる人財となっていただきたいと二泊三日お話をさせていただくのです。研修生の皆さん、慣れないことばかりです。辛いことでしょうが、明日の夕方までご精進下さい。そして「皆さんの心の華が十方を照らす人となって、社会の多くの方々に勇気と希望をお与えいただきますよう」。
 皆さんも、「人は教育によって善人にも悪人にもなる」ということを今日は新たにしてお過ごし下さい。
   
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断等々。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
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