相手の懐に入る

おはようございます。

 「にんげん学」東京講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。お忙しい中お時間をお作りいただく、「予めできる人が不思議とリーダー」となっていくのです。長い間、いろいろな方々の人生を拝見し感じるところであります。来月の東京講座は6月21日(金)です、気温の変化があります体調管理には充分にお気を付けてお過ごしください。来月も楽しみにまいります。ありがとうございます。
 古来から「すまじきものは宮仕え」という言葉がございます。意は「人に仕えるということは、自由を束縛されたり、しきたりが多かったりと、何かと苦労が多いもの」。
 そのような中で、老子は「柔軟に生きよ」「水の柔軟性に学べ」と。それには「道に従え」と明言しています。老子は「周りのすべてが道、自然と捉えよ」と説くのです。誠意を尽くせば何とかなる、というような作為的なことは「打算だ」というのです。
 上司や先輩は自然と同様如何ともし難いのです。何とかなるなどと考えずに「生かすことだ」と老子
 「相手の懐に入る」と大胆に道に従うことを教えています。
 「道を失いて後徳、徳を失いて後仁、
  仁を失いて後義、義を失いて後礼あり」。
 意は「人とつき合うときは、相手のレベルに応じて、また相手の気持ちになって話しをすることが大切さ。そうして誰彼の区別なく接することで、自分自身の人間性が開かれていくのである」。
 「道」にしたがっていれば、ことさらに徳が大切だとか、仁義礼を尽くさなければならないなどと言い立てることはない、直訳しますと、そいうことなのですが、私たちは、どうしても作為的になりがちとなってしまいます。意識せずとも仁義礼ができるようでありたいものです。
 対人関係、人様とのお付き合いに応用して読みたい教えです。老子はここで「態度不変」、相手を「値踏みして態度を変えるようなことをしてはいけない」と教えるのです。

 世間を見渡しますと、相手によって態度が変わる人を多く見ます、そのような人は、それで「気に入ってもらえると」錯覚をしているわけですが、周りから見ていますと、滑稽であり、その人間性に信用を置かなくなるのです。人は差別感を感じさせるような人に嫌悪感を持つものです。
 このような人の意識は「人間関係=利害関係」なのです。このような人は、誰とも「心と心の交流ができなくなるのです」また、周囲の人は、このような人を信用すべくもないのです。
 懐に入るとは、人様と話をしますとき、目の前の人に「心から協調することです」。先ず目の前の人のお話しを先にお聞きすることです。話しが分からないとき、理解できないときは「素直にお尋ねする」ことです。そして理解できるような話しであれば、「知っているなどという顔や態度をしない」ことが道に従う対人関係の在り方です。
 心華寺には多くの企業様のリーダーの方がお見えになります。上に立ってしまうようなお方は、若い人に対しても、下請けの人に対しても、仕事関係でない方にでも、彼らの話に耳を傾けるのです。
 人様の話を素直に聞くという態度が「懐に入るといい」「懐を大きくする」ということにもつながるのです。人様とお付き合いする一瞬、一瞬はお互いにいろんなことが吸収できるビッグチャンスなのです。
 道に生きていれば、わざわざ、徳を高めるとか仁義礼を意識するというような作為的な必要は無くなるのです。道の中に徳も、仁義礼も在るのです。
 道に従いましょう。明日は心華寺「水子供養祭法要」です。午前10時より行います。月に一度、お子様とお話しにお出かけください。水子様が強い守護霊となりご家族をお守り致します。おまいりください。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※運命開運相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。mail:bonsan01@wao.or.jp。相談したときから主体性のある本物の人生が始まります。相談料は一件につき五千円いただいております。
※心華寺でプチ修行をしませんか、修行僧と同じメニューで一日を暮らします。非日常の体験をしますと、自分を客観的に見ることができるようになります。チャレンジ下さい。一泊二日:一万円。 合掌

✩「にんげん学」東京講座「老子を読む」会場に行く途中の車の販売会社の花屋さん。

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