私欲を少なく

おはようございます。

 「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。経典も心学の書も一様に「私欲を少なくし」「利他を思え」「小欲知足」と説きます。
 「利他を自利とする」、私の生涯の命題。昨夜の老子は「私を少なくし、欲を寡(すくな)くせよ」という諭(さとし)。

 そうなんです、争いや、心の平安を乱すのはすべて、「我利と我欲」「自分が正しいという思い込み」。心学はやはり素晴らしいデトックスです。そして再びチャレンジ精神をかき立ててくれます。
 「欲の深い人、少ない人、どちらが得か」と老子は問います。夢、志を持ち、人生歩み始め、そうしますと、ついつい自分が正しいという思い込みが強くなるケースが多々出てきます。
 「自分の思い通りに、相手を支配しようとしたり、自分の考えを無理に相手に押しつけようとしたり」です。最初に仕事の指導をしたり、教えたりしますので、ついつい、いつまでも、指示をしてしまい勝ちとなるのです。子供が「いつまでも子供じゃない」ということをいう声が聞こえてきます。
 社員さんには本来、個々の能力を発揮してもらい、貢献してもらうはずだったのが、いつしか自分の考えを押しつけてしまい、社員さんの能力をつぶしてしまうという愚考を犯してしまうようではいけません。
 老子は「少なければ、則ち得る」と教えます。人生経営、会社経営は「共に喜び」「共に繁栄」、いわゆる利他の世界です。
 自分の小さな考えに囚われない、自分のいうことを聞いていたら間違いない、などという何の根拠もない考えを捨てれば、大きな利他の世界が実現していくのです。先ず目の前の人を大切するために「自分の考えを押しつけない」ことから始めるべきです。現状に不満をお持ちの方は、「相手を尊重していない自分に気づきましょう」。

 目の前の人が、もし言うことを聞かないのであれば、「あなたの言葉を我利として聞いているのかもしれないことを考えましょう」。
 わがままな利己心を抑えることが、「少なければ、則ち得る」となり、豊かな人生と化すのです。6月の京都講座は6月10日(月)です。皆様お元気にご活躍ください。
 今日は一歩譲って一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※運命開運相談。辯財天秘法姓名判断。家相、地相の相談等々ご相談ください。0774-44-5380。mail:bonsan01@wao.or.jp。相談したときから主体性のある本物の人生が始まります。相談料は一件につき五千円いただいております。
※心華寺でプチ修行をしませんか、修行僧と同じメニューで一日を暮らします。非日常の体験をしますと、自分を客観的に見ることができるようになります。チャレンジ下さい。一泊二日:一万円。 合掌

 ✩「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。来月は6月10日(月)です。「ウィングス京都」でお待ちしております、お元気にお過ごしください。

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