向上心を競争心としない

おはようございます。

　今朝は明るい朝を迎えました、6月後半の週、張り切りすぎずにお過ごし下さい。

　昨日は「父の日」、お父さんにありがとうを伝えたことでしょう。言葉はすばらしいですね、自分の心を伝えることができます、大切にしましょう。言葉で考え、言葉で自分の心を伝えられる、善い言葉を何時も心に保ち、話す時は優しい言葉で話すようにしたいですね。
　「和顔愛語」わがんあいご・穏やかな顔つきとやさしい言葉遣い。「 和顔」は柔和な顔、温顔。「 愛語」は愛情のこもった言葉。簡単なことです。いかがですか、常にこのような思いであれれば良いですね、世の中から悲しく恐い出来事が減っていくのではないでしょうか。
　いつも書いていますが、向上心を競争心にしてはいけません。心が知らず知らずの中に狭くなり、貧しくなる人を多く見るからです。向上心を生涯とするからこそ元気に楽しく過ごせるのです。
　誰でも柔和で暖かい表情を願っているのに、誰でも愛情を願っているのに、目の前の人にできないなんておかしいと思いません、私は思います。私は人生を自ら貧しく、人様を隔て遮（さえぎ）るような生き方をしたくありません。
　和顔愛語の生き方、在り方を自分の人生としようと願ったときから人生はどんどん楽しくなります。
　テレビをつけますと様々なスポーツ番組が映し出されます。アスリートの皆さんの姿を拝見しておりますと、凄いな～、といつも思います。凄いな～と思う一つが、皆さんの表情の素晴らしさです、そこに和顔愛語を感じるのです。勝っても負けても、その姿を衆目にさらされても、涙の顔でも、きれいな顔に感動します。日常に勝ち負けが明快にある、そこに言い訳など出来ない、しないのです。
　勝っても向上心を失わず、負ければ更に向上心に火が付く。言い訳せず真っ直ぐ自分の人生を見つめている顔、彼らを見ていますと、人生そのものだと感動するのです。
　私をふり返ったとき、心で思うところができないときには、ぶすっとして和顔愛語を忘れ、表情を曇らせ、愛情のかけらも無いような言葉を発している、何と情けないのだろうと彼らを拝見して恥ずかしくなります。
　私は善い表情、温かい表情をしている人を拝見しますと、言葉も無しに、言葉以上に話をしているように感じます。心で会話しているような思いにかられるのです。

　目は心の窓、目は口ほどにものを言いなどとも言います。言葉を大切にしたい、大切にして欲しいと念じているのはどなたでも一緒ではないでしょうか。であるならば、先ず和顔愛語を自ら心がけてはいかがでしょう。

　昨日はNPOこころのはな第30回「ひきこもり女子会」でした、沢山の方々にご参加いただきありがとうございます。次回31回は7月21日（日）午後0時半より、精神科医師によるお話をお聞きします。悩み苦しんでおられる皆様に参考になるお話がお聞きできるのではないでしょうか。お待ちしております。
　いつも和顔愛語ができるように心がけ意識して今週は過ごしてまいります。皆さんもいかがですか。
　　　　　　　　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
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☆境内の紫陽花です。