真我(神我)意識

おはようございます。

 人の悩み苦しみ停滞はやはり「我」から生じます、自我です。その自我を「真我(神我)」に昇華させましょう。そして楽しい人生としましょう。それにはやはり楽しいイメージで生きることができる真理の道を歩むべきです。道理を歩むとは楽しいのです。
  自我とは自分(自然の一分、自然に生かされている存在が自分)を個人と想う人間意識のことで、自我意識には人間が生まれ変わりの中で発した百八の煩悩があり、この煩悩に支配されているのが自我意識の状態です。

 私は以前は自我の塊(かたまり)、差別意識の塊の人生観の持ち主で真っ暗闇の人生、不平不満の人生を送っていました(今でも時折頭をもたげますが、以前よりは我を出すことが減っただけ、自棄にならなくなった)。
 自分自身が自我意識で発した煩悩を熟成し何倍かになり自分の元にカルマ(業・癖)となって戻って更に悩みを深めます。それを六道輪廻(ろくどうりんね)といいます。苦しみ悪業の世界を繰り返すのです。六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)。
 偉そうな態度や人の上に立ち威張りたいとか、また我欲の深い人や自分さえ良ければという様な思いがありますが、その人の生き方次第で煩悩というネガティブなエネルギーを発する度合いや、それを受ける度合の違いによって自我や我欲が強くなる人 また我欲が少ない人がいます。
 いい人ぶっている人も心の深いところでは計算尽くしで 人から良く思われたいと、いい人をアピールしていますが この事も我による善悪という判断によるもので、それは百八の煩悩からくる偽善の心となります。
 善悪は人間の都合による自我意識が創り出した判断です。自我に苛まれていた時代は暗黒の時代でした、それらは「すべて自分が作りだしていた善悪の世界に生きていたからです」。
 私たちの深層意識(潜在意識)の深いところにある「真我意識」には善悪という判断はないことを修行時の教えで知りました。「善悪の事も全てを愛として観る意識状態です」。そして、いろいろな価値観のある諸先輩の元で修行、仕えさせていただくことで、「善悪の分別を捨てる真我(神我)を少し体得」できたようにも思います。
 人間が発するネガティブな想いのエネルギーとプラス的エネルギーとの影響によって社会は形成されていきます。お釈迦様は「人の争う姿を見て心が動かされ出家修行し、因縁・縁起を説かれ、私たちを導かれたのです」。
 またどちらかのエネルギーの強さによってプラス的にもマイナス的にも社会は変わっていきます。それをお釈迦様は縁起によって知り、プラス的に気づき目覚めてほしいと願ったのです。
 それ程人類の発する想いのエネルギーの影響は大きく、良きにも悪きにも反映していくからです。
 人が真我(神我)意識として生きていく様になると「霊性波動も高まり、真我である愛のエネルギーにより心が愛に満ち癒され、愛の社会へと変わっていきます」。私が法要を「祈り愛」と称する由縁です。
 真我(神我)意識は宇宙意識とも云い誰の心の中にも実在し、自我意識と真我(神我)意識が別々にあるのではなく、「意識の状態があるだけです」。
 ただ「自分が人間としての自我で生きているのか、または普遍的愛として生きているかの違いです」。悩み苦しみが続いているとすれば、それは自我意識で生きているという証です。
 「自我意識とは神の普遍エネルギーを分離し個人の意識として都合良く使っている状態」で、そして悩み、己で傷つける人生を歩む業(ごう)となっているのです。
 真我(神我)とは普遍的絶対愛の神意識のことで、また宇宙意識ともいいます。真我(神我)の普遍的絶対愛に目覚めますと「共にの喜びが増大する」のです。
 宇宙に意識は一つしかなく、「一つの普遍愛の意識を全ての人が共有しているのです」。
 その一つの愛の意識から個という自我の思いにより自らが分離し苦しんでいる意識の状態が自我の生活です。
 自我が真我(神我)意識として生きる様になりますと、真我である愛のエネルギーにより心が愛に満ち癒されてきます。また愛への理解力も深まっていきます。人との断絶が少なくなり、どんどん愛の世界を広めていくのです。「一人の人を愛しただけで心が自由になることを誰でも体感したことはあるはずです」。
 多くの人が真我(神我)意識として生きる様になりますと、心豊かな愛に満ちた社会になっていきます。皆さん、先ず身近な人に我を出さずに明日、今日からの人生に楽しく臨んで下さい。一つずつ少しずつ薄皮がはがれるように、人様に疑いを持たずに楽しく暮らせます。
 今日はNPOこころのはな第32回「ひきこもり女子会」を午後1時より4時まで開催します。お待ちしております。
 明日は「にんげん学」京都講座「老子を読む」です。午後6時半「ウィングス京都」でお待ちしております。
 今日は自分を自分で苦しめる自我に用心して休日をおすごし下さい。そのために「わがままを少しこらえてみましょう」。良い休日をおすごし下さい。
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断(名は体を表すと言います。幸運を引き寄せる鑑定を致します)。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
※心華寺で一泊、プチ修行、心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。幸運の運気を招く心身を形成します。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、法話、非日常体験で、新しい自分発見。プチ修行一泊二日:一万円(午後2時入山、翌日午後1時下山)。各種ご相談料、一案5千円。
※お子さんとご一緒に修養しませんか!同じ価値観を持てば絆が深まります。

✩8月18日(日)NPOこころのはな第32回「ひきこもり女子会」午後1時半~4時。

f:id:shibasaijyo:20190719061720j:plain


✩8月19日(月)「にんげん学」京都講座「老子を読む」午後6時半受付、7時開講8時半まで講座。資料は準備しております。筆記具持参ください。

 人を知ることも大切ですが、自身を知ることが人生最も大切です。豊かで充実する人生は自らを知ることにあります。
○会場:「ウィングス京都」。住所:京都市中京区御射山町262。電話:075-212-7490。
○会費:3千円。講座修了後懇親会があります。会費は別途いただきます。お茶の用意はありません各自ご用意下さい。

f:id:shibasaijyo:20180709173928j:plain