相変わらずとは誠意
おはようございます。
昨日から一泊二日で「M&Uスクール」が開校しております。本年最初の開校、年初ですので「本年も相変わりませずよろしくお願いいたします」とご挨拶をいたしました。私はこの「相変わりませず」という言葉が大好きです。
変わらないということは、「変わらないということではなく」、日々切磋琢磨する、道理に基づき変わらずに、お互い貢献し合い、支え合うために高めあいましょう、ということです。諸行無常であるこの世、創造変化の連続です。瞬間瞬間、日々是好日、お茶の世界でよく「一期一会」といわれます。これは「「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という含意で用いられ、さらに「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と戒める言葉でもあります。
幕末の大老・井伊直弼(いいなおすけ)が茶道の一番の心得として、著書『茶湯一会集』巻頭に「一期一会」と表現し、
「抑(そもそも)茶湯の交會(こうかい)は一期一會といひて、たとへば、幾度おなじ主客交會するとも、今日の會にふたゝびかへらざる事を思へば、実に我(わが)一世一度の會(え)なり。さるにより、主人は萬事に心を配り、聊(いささか)も麁末(そまつ)なきやう、深切(しんせつ)實意(じつい)を盡(つく)し、客にも此會に又逢ひがたき事を辨(わきま)へ、亭主の趣向何一つもおろかならぬを感心し、實意を以て交るべきなり。是を一期一會といふ。」
と、このような気持ち心得を「相変わらずというのではないでしょうか」。だからこそ年が変わっても交誼を深めていけるのです。親しき仲にも礼儀あり、が肝心であるのです。「向上心のない人、理解しようとしない人、分かち合おうとしない人との交際ほど無味なものはない」のです。
毎月、毎年「M&Uスクール」の生徒さんは「相変わらずに自己研鑽に励んでくださいます」。なんと有難いことでありましょう。梅谷忠洋学長、スクールの生徒の皆さん、今年も相変わらずに学び合いましょう。
今日は「相変わらず」を心に留め明日からの新年一月後半に備えていただきますよう。今朝の宇治は小雨がぱらついています、センター試験に臨まれる皆さん二度とない今日、精一杯取り組んで下さい。ご健闘をお祈り致します。
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。 合掌
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