力尽くはダメ

おはようごいざいます。

「にんげん学」小倉初講座ご出席の皆さんありがとうございます。本年もコツコツと学びを重ねてまいりましょう。年頭から何か大変な事が起きる気配が漂っています。義「美しい我」を自覚し、学びを社会のため、人のために生かすことを思い今年一年暮らし、仕事を通して義を発揮してまいりましょう。
昨日ご一緒に学びました老子29章「力尽くでやれば失敗のもと」「力尽くは力が尽きるよ」と「無為」を進めています。今年一番に戒めなければいけないことが「力で押し進めること」。未(ひつじ)という字が示す輝かしい「未来としたければ」、「末期状態を招かないため」老子の教え、「自分の思い通りしようだなんて考えるのは、思い上がりもはなはだしい、愚かなことだ」ということに気づくことです。
「そもそも世の中とは、神がつくりだしたものであり、自分の思いで、どうにかなるものではありません、それを思いのままにしてやろうとする人は、敗れ去ります。」と老子は教えます。考えてみればそうですよね、何一つ人間が作り出した物などないのですから当然です。
力尽くや、腕尽く、権力尽くがうまくいかないのは、やられる立場で考えればすぐ解ることです。そんな高圧的な人に、反発は覚えても、したがう気などなれません。それなのにどうして、人は力を持つと、強引にでも人をしたがわせようとしてしまうのでしょうか?、一つは、自分の力を誇示したい欲求がある。もう一つは、周囲と理解し合おうという気持ちが無いか、理解し合うのをあきらめてしまったからでしょう。
これは人間の業(ごう)なのかもしれません。愚かな人間がたまたまラッキーに上に立ったとしても、人格を磨くことの無いような人間はすぐにダメになるように神が作られたのかもしれません。
29条で教えています「力尽く」は下の立場にいる人にもいえることです。上から目線ばかりが力尽く、腕尽くとばかり受け取るべきではありません。上の人から何かを言われて「面従腹背(めんじゅうふくはい。うわべは従順にみせかけ,内心では従わないこと)」するのもこれまた「力尽く」なのです。立場が下にあって、矛盾を感じるときは誰しもが経験します。そのときどのような態度を取ることが大切かといいますと「無為」です。
無為とは「川の流れに逆らうことなく木の葉のように流される。主体性を持って流されること」です。争わない、「不争の徳の目覚め」です。無為は「何もしないのではありません」、「力尽くの言葉に反応せず、仕事に精を出す」ことです。そうすることで木の葉(自身)は大海へとたどり着くのです。要するに鍛えられながら夢を達することができるのです。苦労は買ってでもせよ、とは言いますが、なかなか買ってまでする人は見かけたことは余りありません、矛盾や理不尽と感じたことに、自分を鍛えるチャンス、新たな自分と出会うチャンスと捉えるのが無為でもあるのです。
上にあっても、下にあっても「力尽く、腕尽く、権力尽く」では「人生失敗するだけ」だと老子は教えるのです。力が弱小の時いくら理不尽を叫んだとしてもつぶされるだけです。その理不尽を忘れず、正義を失わない自分に鍛え上げていくことが無為です。
それを非情な天というのです。西郷南州(隆盛)は「敬天愛人」と書き記し、自分を諫めたのです。「人を相手にするとき天を相手にする気持ちで対した」故に天下をリードする器にもなったのです。
今夜は「にんげん学」神戸初講座「論語を読む」です。新年の締めの講座沢山のご参加をお待ちしております。楽しく充実した一日でありますようお祈りいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌 
お多幸さん今年も美味しいお料理ありがとうございます。珍しい「新めかぶ焼き」焼いているときの鮮やかな緑色に変わる様が又ごちそうさまでした。








小倉を出る前に駅近くをぶらりと散歩、紫川で。




不登校・ひきこもり自立支援・一時避難のオアシス「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」はいつでもお電話でのご相談を受付ております。0774-45-5561、お待ちしております。メール相談も承っています。e-mail shiba@kokorono-hana.com。ご両親のダイヤルを回す、キーを叩く少しの勇気がお子様の希望の火を灯します。HPもご覧になってください。
どのようなことでもお話しください、抱え込まずに相談する勇気がお子様の勇気となります。お待ちしております。
※2月1日(日)心華寺:炎の祭典・節分会・星祭り開運厄除け「採燈大護摩並びに火渡り行法要」。午前11時。節目の節分に添え護摩祈願を修し運気を向上させましょう。
※添え護摩祈願;一年の星回りを良くするのが節分会・採燈大護摩法要です。護摩木に心願を書き祈れば心願成就。祈願護摩木一本百円。お申し込み下さい。遠方の方100本以上でお申し込みください護摩木をお送りします。
添え護摩祈願は添え護摩木に祈願を書き記し護摩の火に投じお焚きあげします。燃えれば消えてなくなります。天に願いが届くのです成就したのです。このような思いをして事業を成功した方、大願を成就された方が多勢おられます。なぜかと言いますと、天に届いたという安心感から成否を越えて日々仕事に携わり暮らすからです。その迫力、気迫に人様は感動し圧倒されるのです。
※火渡り行:燃えさかる護摩の残り火の上を素足で歩く荒行。火渡りを行ずることで厄を払い、星回りを良くし、厄除け開運、一年無病息災のご利益あり。
※福豆まき:厄年、当たり年の人は当日におまいりの上法要会場でお申し込みいただければ豆まきにご参加いただけます。
※接待:開運雑煮、白玉ぜんざい、樽酒、数に限りがあります。
東日本大震災復興支援チャリティバザー開催。