天網恢々

おはようございます。

「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。お盆の最中に学ぶ、ご先祖様はお喜びです。学は=まねぶ、行動すること。先人の行動は私たちの鏡、鑑(かがみ)です。確かにすれば重なり、違っていれば直ぐ分かる。お手本を持つことは自分を見失わずに済みます。ありがたいですね。
昨日学びました「天網恢々疎(てんもうかいかいそ)にして漏(も)らさず。」私はこの老子の教えにどれほど励まされ、癒されたことでしょう。「天は網を張って見ていてくだされている。」「決して見逃さないという教え。」
正しい教え学びは行動意欲をかき立てます。決して天は私たちの行動を見逃しません。個々人は皆それぞれ意志を持って行動しています。しかしその意志には「現実的なもの」と「真実なもの」とがあります。その現実意志は、必ずしも真実意志と一致しないというものが多く在ります。
真実意志は個々人がいろいろの経験・失敗・試練・反省・思索等々によって表れてきます。
現実なものと真実なものとの一致を計ることが「にんげん学」の大きな力です。現実的なものと真実的なものが相対的(対立的)な計らいがあるうちは、すべてうまくいきません。心の自由は得られないのです。そこで「にんげん学」、人を知ることの重要性があるのです。
夏目漱石の「草枕(くさまくら)」に「「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈(きゆうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。」と嘆(なげ)くだけの人生としないために、人間は修養しなければなりません。天網恢々疎にして漏らしません。だからこそ、ただ反発して行動を止めるのではなく、時には退(しりぞ)き又一歩を心新たにして踏み出すことです。
決して人を怨まず、自分を怨まずに嬉々として日々を過ごしましょう。「人がする、しないではなく、自らが行動すること。理解してくれる、くれないではなく、不満を感じたら不平不満を言う前に行動する。」それがゆったりと楽しい人生をもたらすのです。
天は私の上に在ります。お天道様もお月様もお星様も。皆様の上にも同様にあるのです。今日も三歩進んで二歩下がりましょう。365歩のマーチです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆毎月お元気なときに「にんげん学」京都講座にご出席いただきました福井のKさんがいつもお座りになられた席にIさんが献花してくださいました。ご冥福をお祈り致します。Kさんこれからもご一緒に学んでください。


☆懇親会です「洋食ぼんじゅーる」さん今月も美味しくいただききました。

黒毛和牛のたたきと本鴨のロースト。

夕顔のトマトに。

鯖のカレークリーム煮パスタ添え。

黒毛和牛のステーキ夏野菜添え。

ごちそうさまでした。