節目に習う

おはようございます。

今朝は鹿児島の城山観光ホテルという桜島が真っ正面に眺められる部屋で目覚めました。昨日鹿児島に入り、毎年株式会社B巧芸社様の鹿児島本社様の安全祈願と講話、明日は福岡支社様で安全祈願と講話をさせていただくために来鹿しました。B社の皆様お世話になります。
年一度季節が確かに巡るように来鹿させていただいています。自然の節目に習い、自らの節目を作る、節目を感じることは家庭を会社を成長発展させていくのに大切なことです。自然の四季が、節目が人間性を鍛えてくれるからです。そのことを感じられる人が、人間社会の中での節目にも見事に対応できていけるようになるのです。
数年前からの自然の猛威、その中でも私たちは暮らしていかなければなりません、厳しい自然の驚異には誰にもどこにも言って行くことは出来ないのです。「松無古今色 竹有上下節(松に古今の色無く、竹に上下の節有り)」という五言絶句があります。
松はいわゆる常緑樹で、「松樹千年の翠(みどり)」という句もありますが。春夏秋冬、否、幾歳月を通じても常に青々として、その色を変えることはなく「松に古今の色無し」です。竹もまたいつも青々としていますが、これには「上下の節があるという」のです。
これは松と竹、無と有、古今と上下とを対比させ、修辞したものです。ただ単に修辞したのではなく、真理を説いています。
昨今は人間平等の面だけを主張し男女・老幼の差別を無視し、また逆に貧富・上下の差別だけを認めて人間としての平等を認めないのは、ともに物事の一面しかみていないもので誤った見方です。
宇宙は平等でありながら差別歴然、差別歴然でありながらしかも一味平等です。宇宙から生みだされたものに他なりません。平等即差別・差別則平等と観ずるのが、真理にかなった円満な見解です。古歌に「雨あられ雪や氷とへだつれど、とくれば同じ谷川の水」と、これは、この間の消息を歌ったものです。
「松に古今の色無し」で平等一色の面を、「竹に上下の節有り」で差別歴然の面をうたい、全体として平等即差別・差別則平等の真理を表現したのです。
ご縁があってもう30年来お邪魔しております。成長する過程において必ず節目があります。苦楽の繰り返し、盛衰の繰り返し、陰陽、昼夜の繰り返し、四季の繰り返しです。苦楽盛衰、陰陽、昼夜、四季があってこそイキイキとした命の輝き躍動感があるのです。真理で一喜一憂しているようではいけません。
平等という可能性、差別という違いのお手本があればこそ奮起、奮発できるのです。優れた人を見て奮起奮発もせず誤った平等感で嘆き、お手本ともしない差別観だけで悲しんでいるようではいけません。
時に差別則平等の真理を忘れないために季節にお招きくださり株式会社B巧芸社様は感謝し、戒めとされておられるのです。今当に実りの秋、「実れば実るほど頭を垂れる稲穂かな」、感謝ができ、優れている優秀な人、企業は自然頭が下がるのです。秀とは「稲が実った形」。自然の摂理に謙虚なる故、秀でた企業になるのです。
心華寺で昨日から行われていますCMA様主催「ダイキンコンシューマ・マーケティング株式会社様一泊二日管理職研修」の皆さん夕方までご精進ください。
感謝、謙虚、謙譲が命運の鍵。今日も感謝の一日をお過ごしください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
※どのようなご相談でもどうぞ。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp
☆ホテルの窓から見える桜島

株式会社B巧芸社会長ご夫妻と社長様との会食、ごちそうさまでした。












☆株式会社B巧芸社様安全祈願と講話です。お世話になりました。









社員さんがお一人お一人がありがとうの実を実らそうと表現していました。素晴らしい会社を通して皆様の才能を表現し、社会貢献をよろしくお願いいたします。今日はお世話になりました。
更なるご精進をくださいますよう。