付託された

おはようございます。

今日は24日ですので下関・愛宕寺のご縁日、縁尋機妙(えんじんきみょう)・多逢勝因(たほうしょういん)の好機。愛宕寺のご本尊様は「火防大将軍地蔵尊愛宕大権現」様。人生の火事、災いを防ぐ地蔵尊。お地蔵様はお釈迦樣から弥勒菩薩が修行を終えられ、仏になられるまでの56億7千万年間、御仏に代わり「衆生の苦難を救いなさいと付託された菩薩」様。
信仰しています私たちが何かの障害に出遭うと必ず目の前に出現しその危難を救うという誓願を持っておられるのが「将軍地蔵」様。大将軍とはゼネラル、いろいろな菩薩、明王、天部の方々を瞬時に、その困難に対応するに相応しい方々を差し向けて私たちを救い上げてくださり、その上、大いなるご利益(気づき)を与えてくださいます。
教えを信ずる私たちは教えに素直。何か困難に直面したときには、素直に引き下がり、変な意地、我を張りません。
何故ならば、教えを信じようとした初発心(しょほっしん。動機)は「自我で感動し発心しました」が、その後は「教えを信ずる無我の世界を生きているからです」。「教えを我とする無我の世界を生きているのです」。ですから、困難に出遭ったとき「我を出さず」素直に引き下がり改めてやり直すのです。このような素直な思いが無我です。感情だけの何の根拠も無い戦いや、人を責めたり、教えを疑ったりはしません。敵は作らないのです。
信じるとは「生死(しょうじ)を離れています」。生死とは「失敗成功、成る成らないの二元的世界、対立世界」。信・無我の境地は「成る」のです。ですからどのような困難に遭ったとしても教えに疑いを持たず迷いもせず、「すぐにバックをしてさらに弾みをつけて前進していくのです」。そこで一層「実力と心胆を養うのです」。困難に障害に「己の心を奪われず」、困難と障害を糧として工夫する喜びとなっているのです。
信もなく、ただ欲だけで生きている人は「教えを無我で実践することがありませんので、何か障害に遭えば、教えが悪いといって放り出し、又別の法により、教えを身につけることもできずに、迷いの世界を堂々巡りし、周りを怨み、教えを恨む繰り返しをして、一層不信感を増す人生とするのです」。
「自分を信じられない人生ほど不幸はありません」。欲だけで生きる人には「五衰の相が現れると言います」。1、きれいな服を着たいと願いながら衣装に垢がつくような物しか着れない、物を大切にせず、心に垢が着いた結果。2、頭がしぼむ、人相がわるくなる、欲しい欲しいの人相となる。3、からだが臭くなる、食べ物を消化できず口から体から悪臭を放つようになる。4、脇の下に汗が流れる、常に恐れて生きている。5、本来いるべき座にいることを楽しまない、与えられた地位に感謝が出来ない故。の五相となって、いよいよ堂々巡りをすると教えには説かれています。
昨日「感化」を書きました。堂々巡りをする人は損得、利害得失の我利の理屈で生きています。我利で生きる人は、どこを探しても「反省という言葉が無い、自反出来ない」のです。人からの感化、人様の行為行動に感動をしないのです。だから無我になれず、実践できない。いつ果報が、いつなるのだ、という、「いつ、いつ、いつと寝ても覚めても疑い、自我の塊、生死(失敗成功、成る成らない)の相対の世界を生きるから」です。
今日午前10時から祈り愛を共にしましょう。共にする輪、支え合う輪が大きくなればなるほど素晴らしい現実が目の前にもたらされます。清浄なる護摩の火焔で煩悩を焼き尽くし、糧にしましょう。お待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
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