習慣は第二の天性

おはようございます。

昨日はいいお天気でしたが夜中に雨が降ったようで今朝はやんでいます。200名弱の研修生の皆さんは三日目で午前と夕方に帰ります。新たに70名の新人の皆さんが入山。
三日目になりますと環境にも慣れて明るくなり、笑顔で帰って行きます。
人生にとって大事な「慣れの怖さと、習慣が偉大という話し」。
論語、陽貨篇に「子曰く、性は相近し、習うことは相遠し」とあります。
意は「孔子言う、人間の天性(これは気質を含めて言ったもの)は、甲の人と乙の人との間に大差あるものではなく、大体似たり寄ったりのものである。ただその後の習慣によって甲の人と乙の人との間に大きな距離の差が作られていくのである。」
これは、習慣は「第二の天性なり」と言われるほど人の性行を左右するもので、大変に重要だということです。
「小成は天性の如し、習慣は自然の如し」とも云います。
「子供の頃は天才といわれ、大人になったらただの人」、という俗諺もあります。
運を呼び込むには「運ー鈍ー根」。鈍「ゆっくりと」、根「根気よく」ということです。
私には大変勇気と希望の持てる語、教えであります。
人との差が出てしまうキーワードは「習慣」にあるのです。
特に30才まで習慣に情熱を燃やして行うことで30才以降の人生は大きく「運が開かれます」。
孔子が「三十にして立つ」と明言したように、迷い無く方向性を決めることができ、学ぶ習慣性も身につき「判断力、行動力・表現力」となるからです。
新しい人生のスタートを切った仲間同士、同期の人たちと共に社会生活を始めます。仕事や新しいことを指示の本で行った結果、必ず遅速が出て来ます。
事の出来が当然早い人も遅い人もあるということです。そこで過信をしたり、自信を失ったりしてはならないと言うことです。
「人生は長いのです」。
直ぐ出来ることばかりを「良しとしない」。
そのようなことばかり考えておりますと難しいことに直面しますと「面倒なことを避ける人間性を作ってしまう(性行・無意識の行動)」からです。
それよりも出来る人を見たら「あのようになりたい」と考える性行とすることです。
それが「習い慣れよう」という主体性、性行になるのです。
最初の出だしで出来ないことに直面したときにこそ「第二の天性」を思うことです。
習おう、慣れようという習慣として日々あれば、そのような生き様を見た人が「あの若者は元々素晴らしい天性の持ち主だ」と人に思わしめる「感ぜしめる」こととなるのです。
何ごとも習おうという主体性の心を持って行うことで人はあなたのことに信頼性を持つようになるのです。
「ウサギとカメ」の話ではありませんが、小成する人、直ぐ出来る人は人を「侮る」ようになる性行となり、話のように「人生を休んでしまう」、否、人の進化や習慣の凄さを感じられないのです。
このような人は長い人生を途中から迷い彷徨うこととなりかねないのです。
「習慣」の素晴らしを知り、ただの慣れに終わることの無いようにあってください。
「習慣とは毎日行うこと」。
習うとは「時々ということではなく」毎日行うことです。30才までは意識して日々怠らず行っていきましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌