道に志す

おはようございます。

秋晴れの昨日、体育の日で汗を爽やかに流された方も沢山あったのではないでしょうか、
常に心身が健康で在りたいものです。何事でもそうですが、道に志し永遠に生命を保つ、要するに継続することが人生肝要です。
「偉大な生き方」。
老子、三十三章に「人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり。人に勝つ者は力有り。自ら勝つ者は強し。足ることを知る者は富めり。強いて行う者は志有り。其の所を失わざる者は久し。死して亡びざる者は壽(いのちなが)し。」。
意は「人を知ることの出来る者は、偉いには相違ないが、それではまだ智者という程度であるに過ぎない。これに対して、自己を知る者は、前者と比較にならぬほど偉いもので、明と称すべきである。
又、人と競争して誰にも負けない者は、これまた偉いには違いないが、その偉さは、単に力があるという程度である。これに対して自己の私心に打ち勝つことの出来る者は、本当に偉い、意志の強固な人と称すべきである。
(以上は、主として明と強とを説いたもので、智なり・力有りは、ただその明・強の二者を述べるための対比として出した言葉です。以下の数句は、何れも明・強と並んで最も望ましいものを挙げている。)。
財宝を蓄えるのも一つの富ではあるが、満足を知る人こそ真の富者である。それと同様に、勉強努力して実行する者こそ、真に志しある人であり、自己の地位を失わざる者、すなわち道上に立つ者こそ、永久にその地位を保つ人であり、死んで亡びざる者、すなわち徳沢を永遠に残す者こそ、真に長寿であるというべきである。」。
自ら勝つ者は強しは、王陽明のいわゆる、「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」と言っているのに通じ。足ることを知る者は富めりは、白楽天は「心足らば身、貧に非ず」と言っているのと同じであろう。
人欲で人が決めた位を得てもいつかは必ず失うものであり、徳を磨き安住の心の世界に在れば位を失うことはないのです。
又為すこともなくいたずらに年を重ねるのではなく、佐藤一齋のいうところの「老にして学べば死して朽ちず」であり、生涯学び通して道を残すことでありましょう。
連休あけ確かにお仕事に人生に精進致しましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌