身施

おはようございます。

昨日は朝のうちは曇っていましたが、外でのお護摩にはちょうど良いくらいの冷気、次第に素晴らしいお天気となり護摩の熱気が一層実感できた法要でした。
護摩は内護摩と趣が違って雄大です、やはり日々の内護摩の功力があってこそと再確認しました。
沢山の老若男女の方が護摩の炎に手を合わせていただき祈る姿に感動です。家族のために祈る真摯な姿は美しいという表現しかありません。
また信者の皆さんには数日前からお手伝いいただきありがとうございました。行事は皆さんの「お手伝い、身施があってこそ」です。布施の中でも「身施、労働奉仕こそ一番の功徳ご利益があります」。不特定多数の皆さんにお仕え奉仕する心は何ものにも代え難い「積善の功徳」です。
また下関に出かけるとき東京の「にんげん学」講座にご出席いただいておりますMさんがお参りとお手伝いに来ていただいておりましたので途中の東福寺までご一緒しました。京都に来ましたので東福寺の通天橋から眺める紅葉をお奨めしたからです。はてさて眺めることが出来たのでしょうか?。
京都駅は観光客でいっぱい、観光シーズンの最後を惜しむかのような混雑でした。
「積善の家に余慶あり」。
この語は「積善の家に余慶あり、積不善の家には必ず余殃(よおう)あり」と続きます。
「善行を積み重ねた家には、子々孫々に至まで、必ず幸いがおとずれる。不善を積み重ねた家には、子々孫々に至まで、必ず禍がふりかかる」という意味です。
善行というものは我利ではなく公利のこと、みんなが良くなることです。何事でも人のためになってこそ喜ばれるのであって、自分のことしか考えないようでは何をか況やでしょう。このような行動は「仕事の原点」です。
これは典型的な因果応報論といえるでしょう。
今日は愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」です、今日も沢山の方にお参りいただけます、又沢山の方にお手伝いもいただけます、多くの方が「公利」の心を持ってくれる事がとても喜ばしく思っています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌