苦は

おはようごいざいます。

昨日から下関・愛宕寺にいます、朝のお勤めの後に宇治へ移動です。お釈迦様は「人生は苦である。一切皆苦(いっさいかいく)」と説きました。四苦八苦(しくはっく)(生老病死(しょうろうびょうし)の四苦に,愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとっく)・五蘊盛苦(ごうんじょうく)の四苦とを併(あわ)せたもの。人間のあらゆる苦しみ。)という教えがありますように「苦はなくならい」のだと。
では私たちは一生苦しんで生きなければならないのか?といいますと、それは違います。
苦はなくなりませんが、「苦と感じなくなる、思わなくなる方法はある」のです。しかしおかしなもので、苦がなければ「生きがいもなくなる」のです。苦があるからこそ生きがいも生まれ、喜びが何十倍にもなる。
逆に、では楽しいことも、嬉しいことも長続きするのかといいますと、それは「長続きしません」。甘い恋もやがては「破局を迎えたり」します。成功したと思ったとしてもそれが永遠に続くかといえば、これはこれで又苦の種になってしまう。競争の勝者はいつかは敗者に転じます。だから人生は苦なのだと説かれたのです。
苦の本来の意味は「思うがままにならない」ことです。この世の一切のことは、私たちの思うがままになりません。その思うがままにならないことを、私たちは思うがままにしようとします。そして苦を自分で作っていく。
金持ちになりたい、出世したい、勝者になりたい、幸福になりたいと思うと、私たちは苦しまなければならなくなります。だから、一切皆苦なのです。では、どうすればよいのでしょうか?。
「苦を克服しようと思わないこと」です。苦を克服することを人生とすることほど楽しくないことはないのです、そうは、思いませんか皆さん、そんなことでは何のための人生でしょうか?苦を克服するための人生ではないはずです。
だからこそお釈迦様は人生は苦であると、否定せずに事実として認めましょう、と教えているのです。私たちは「さまざまに苦労しなければならない」のです。それを「こんな苦労はしたくない」と思えば、苦労を克服しようとして苦しむのです。
しかし苦は克服できないのです。であるならば、私たちは苦労をすればいいのです。そして「楽しく苦労をすること」です。これが教えです。「楽しく苦労をしなさい」と。
苦労はなくなりません。しかし、私が楽しく護摩を修し祈り続ければ、信者の皆様や家族が安心して暮らせると思えば、何の苦労も感じないのです。逆に喜びにさえなります。苦をなくすことはできませんが、「苦でなくなることはできる」のです。そんなことを思い宇治、下関、そして各地の移動を楽しんでいます。
こんな生き様から和気が発し周囲を和(なご)ませることとなり喜びの輪を作るのことができるのではないでしょうか。そんな風に思いませんか皆さんは。
今日もお互いに労(ねぎら)いの休日を過ごしましょう。そんな気持ちで過ごせば素晴らしいことがご褒美としていただけるかも?。しかし、あまり期待しませんように、苦の種になります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
※学校にいきづらい・行きにくい、会社にいきづらい、と考えておられる皆さん、それはご自身に正直だからです。でも何とかしたい、自分の夢を追いたい、したいことをしたいと考えておられる皆さん、心のオアシス「特定非営利活動(NPO)法人こころのはな」はいつでもお電話でのご相談を受付ております。0774-45-5561(斯波(しば)まで)、お待ちしております。
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