応病与薬

おはようごいざいます。

私のところへ様々なご相談が寄せられます。先日の「採燈大護摩法要」時の皆様方の祈願内容もそれぞれに違います。家内安全と願いは同じでも、書いておられるお気持ちはそれぞれ違っているはずです。どなたも知っているとは思いますが、千の悩みには千の答といいますか、千の方法があります。誰一人同じ人生はないからです。ですからお経には「応病与薬(おうびょうよやく)」と説かれているのです。「相手に応じて薬を与える」ということです。「対機説法(たいきせっぽう)」とも言われます。
お経とは不思議な力を持っています、毎日お唱えしていますと、自分に合った「幸せの方法の道が見えてくる」、経文の中に「自分の意識にピタッとくる方法が見えてくる」のです。まさしく「応病与薬」「対機説法」をしてくださっています。
お経を唱えるということは何ら難しいことではなく、易行道(いぎょうどう。教えに従って幸せな世界へ至る道。何事の道でも信じ歩み続けなければ喜びは得られない。)です。私はポストにベストという歩み方をしています。人生のあり方を決定したからといって、問題が起きないのではありません。真剣に歩んでいればいるほど問題や改革しなければいけないことが見えてきますし、サポートしたくなるものです。
また問題がなければ強くも新しい発想も気づきも得られないと言うことが本当のところです。自然に四季があり、四季の中でもいろいろな天変地異、問題が起きるように。
そんなときに、ウロウロしないのが「信力(しんりき)」です。信力とは「人を信じる力では無く、自分が選んだ道を信じる自分の力のこと」です。
私は信じる易行道をポストにベストを尽くし歩み、いろいろな場面、状況に置かれたとき「すーっと」道が示されてきて今日があります。この現実を信じたからこそ、素晴らしい人々とも出会いがあり、充実する生きがいももたらされたことを感謝しています。
経典には「自分にピタッとくる道が示されています」。幸せになりたいと思いながら、途中で道を放棄してしまう人がいます。それは「あの人と同じようにという誤った考え方をしているから」です。幸せの道は「人それぞれ違うのです」。そのことを体感した私は日々経典を読誦、祈るのです。
明日はそのような応病与薬、対機説法の道を皆さんとご一緒します、愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」です。午前10時からご一緒に読経しましょう。更に素晴らしい道が目の前に示されます。今日は「勤労感謝の日」、周りの皆さんへ労りの心を持って接しましょう。そして信力を確かにする一週間としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
日本一のミカン農家、愛媛・八幡浜の一生園のOさんから「初摘みミカン」のお供えが送られてきました。
一生園さんでは「心華寺の木」としてご奉納くださるために丹精をこめて栽培してくだされています。ありがたいことです。
誠澄の「断食・断水・不眠・不臥七日間の行」満行事に、皆様へ行者手ずからお下がりとしてお渡しします、ミカンもご奉納くださいます。Oさん感謝いたします。
心華寺の木から丁寧にOさんの奥様が取り入れ、箱詰めして送り出してくださいました。感謝でいっぱいです。




お供えさせていただきました。