情けが

おはようごいざいます。

下関・愛宕寺・初「月例・幸福開運護摩祈願祭」おまいり、お手伝いありがとうございます。雪がちらつく寒い日でしたので、皆さんのおまいりはどうかな?と心配するほど10時前には雪がちらつき、お祈りの間も風が泣いているほど強い風でした。おまいりをいただき感謝いたします。
下関はご存知のとおり港町ですので、坂道が多く、雪などが降りますと外出が困難になります。よくお出かけになってくだされたと感謝いたします。
情、情けが人間の真の心です。やはり悪天候であったり、いろいろなことがあったとしても心情として皆様のお顔を拝見したい、一年の最初のお祈りをご一緒したいと思います。
いろいろな事を経験して、「人様も同じなんだろうな〜と思い心豊かになっていき、運が開いていく人と」、「何で私だけがこんな目に遭わなければと心貧しくなり、運を自ら閉ざしていく人」がいます。そうですよね、最初から心豊かになれる人は少ないかもしれません、そこに「感謝の祈り」を捧げることと「にんげん学」を学ぶ大切さがあります。
「温故知新(おんこちしん)」(故(ふる)きを温(たづ)ねて新しきを知る)です。ご先祖、先人への感謝、そして人様に学ぶ、人様を知ること、人様、先人、賢人を鏡・鑑(かがみ。反省の資となる前例や手本)として、心身共に自身の「善し悪しをみわけ」ることで未来が明日がどのように在ることが大切かが見えてくるのです。だからこそ、安心して日々を歩み心豊かな人生を送れるのです。そして幸運の女神との出会いを多くしていくことになります。
人生の処し方を先人から学ぶことはとても大切であり、志や夢がある人の多くは、素直にお手本とした人を見習い自分を高め、様々なラッキーな出会いのチャンスと巡り会うのです。
また人生は順風満帆ばかりではありません、挫折感、孤独感、苦しさを感じたとき、読み直し、学び直しながら夢を運をチャンスを手に入れたのです。何があったとしても自分の「心情に正直に生きた。どんな人生としたいのかを忘れず正直に歩んだ」のです。
多くの賢人の方々は誰一人として順風満帆ばかりの人生を歩んだわけではありません、困難、試練を乗り越えたからこそ強くもなり、逞しくもなり、思いを強くできたのです。万物は何の抵抗もなく強くはなれません。麦踏みのたとえの通り、踏まれたからこそ、踏まれても腐らずにあればこそ、成長も進化も発展も向上もあるのです。
論語に「行くも吾が道、止まるも吾が道と」孔子が明言しているとおりです。自分の心に正直であれば、確かに一歩ずつ学び日々高められるのです。私たちは教えや考え方を簡単に知ることはできますが、昨日書きました韓非子の言葉「知の難きに非ず、知に処するは則ち難し」です。
嫌なことを味わい、自分の感情が反省を促すことのできるように「心を練り上げていくことがなければ」知を得たとしても力・胆力ともならず、何で私だけがと自棄になるだけです。ラッキーなチャンスを手に入れるには、自分で自分を腐らせないことです。
荀子(じゅんし)に「千歳(せんざい)を観(み)んと欲すれば、則ち今日を審(つまびら)かにせよ」とあります。「未来は現在にある」ということです。未来を予測する場合、未来だけ、夢だけを見ても仕方がないのです。今日のことを明確に知ることが大切です「未来につながる芽や兆(きざ)しは、現在のなかにある」からです。いま、兆しつつある兆候を発見して、その上に立って将来を展望することです。そのためにも、賢人をお手本にして、己を修め運を手にしなければならないのです。
明日は「にんげん学」小倉初講座「老子を読む」、明後日は神戸初講座「論語を読む」です。自分の心を心とするために学び続けることが肝要です。学ぶことができなくなれば、そこで成長が止まるのです。
今日も予定を立てながらも、思いがけずいろいろな体験経験があります、自分を確かにすることで意義ある一日とできるのです。
昨夕まで開校されました「M&Uスクール」の受講生の皆さんお寒い中お疲れ様でした。本年もどうぞ学びを熟成させてください。今日も素晴らしい一日でありますように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
昨日の朝8時くらいの愛宕寺の前の道路と、愛と幸運の路。




法要後、午後2時くらい。皆さんおまいりいただきありがとうございます。下関は雪国でないため、これでも大変でした。