縁

おはようございます。

24日の今日は愛宕寺の毎月一度の「ご縁日」。いつも申し上げますが、夢、志を胸に抱(いだ)き実現に向かって私たちは歩んでいます。しかし、その道中においての「縁、出会いは選べません」。「出会った縁に確かに対応してこそ前進することができます」。
法要の日を何故「縁日」というのでしょう、「御仏の教えの縁をいただき、どのような縁に出会っても迷わない自分とできるご縁をいただく」から「縁日と称する」のです。愛宕寺では「火防大将軍・愛宕大権現」様とご縁を結ぶことです。そしてお守り、守護いただくのです。
「縁」は選べませんから「対応するしかないと覚悟すべき」です。「良い縁に出会ったら感謝」「悪いと感じる縁と出会っても感謝」の心で出会うことが豊かな人生と化します。「良縁は自分の心に新たな福を実らす種となり」「悪縁は自分を豊かにする糧となる」のです。「悪縁を嫌い、良縁ばかりを望めば、良縁は訪れないのが道理」。
愛宕寺のご本尊様は「火防大将軍・愛宕大権現」さま。「地蔵菩薩様の化身」、「大地の神」。大地は「すべてを受け入れ、良い物を育むために（万物のためになるものを育むために）、汚れを浄化し肥やしと化す力があります」。
その力を「私たちは力、心として夢・志」に向かって歩むのです。「ならぬ堪忍するが堪忍（がまんできないことをこらえるのが、本当の忍耐）が信」です。だからこそ「様々な縁と出会えば真っ正面から受け止め対処する覚悟となり」、自分に見合ったペースで成長し、貢献もさせていただけるようになるのです。
結果の「多少、大小を問わず」、欲を出さず、不満とせず、花を咲かせ、「実ることができたことへ感謝する」のです。
夢・志を持っていても、咲いた花の多少、果実の大小に不平不満をいう人は「永遠に幸せは訪れません」。それは「目の前の人様へ不平不満を言っているのと同じだからです」。すべての縁は「人様が運んでくださる」のです。
縁を大事にしますと「いろいろな刺激を受け、自分が向かっている夢・志への工夫発想の種、肥やし、参考とできるのが楽しいのです」。あらゆる「人様の言行すべてからいろいろ」な「ヒントが得られる」のも悦びです。更に「人様への興味が湧くのです」。出会い、縁は「果てしのない夢と希望にまっすぐにつながっているのをいつも実感し、実に楽しいのです」。
人様との出会いから得られる悦び、そして確かな教えを胸に保っていますと、「自分のスタンスで歩めるようになる」のです。それは「人様が鏡、お手本だからです」。自分の「分・能力で歩くことが正解を導くことを教えてくれた」のも「人様・縁」です。
そして私の「欠点をよく知っている」、「家族の縁」「身近な人の縁」が一番大事です。だからこそ「大言、嘘をつかず、ホラを吹かず、言い訳せず、夢に向かって着実に歩むことを知った、歩まねばならないことを知った」のです。でなければ「身近で大切な人を裏切るのです」。
夢・志がありながら、途中で挫折する方を拝見していますと、「自分を見失っている」のです。それは「結果だけを望んでいるから」ではないかなと感じてしまうのです。
プロセスの楽しさ、考える楽しさが「人生の活力」ではないでしょうか。難しければ難しい程考えることが楽しくなる。苦痛が楽しさを与えてくれるのです。
人様を「お手本としていますと、次から次へと人との縁につながることが又楽しくなる」。そして何よりも「新しい事への出会いがある」ことも「大きな悦びです」。このように歩むことができたのも「大地の神である、権現様がすべてを受け入れ、宝を生み出しているから」です。歩む道を確かにできた教えに感謝する日々です。
そんな思いで今日は皆さんと「繁栄の聖典」を読誦し、熊本・大分地震の復興をお祈りします。皆さんで良い気を送りましょう。素晴らしい光を届けましょう。午前10時からです。
昨日から心華寺で行われています「M&USCHOOL」受講生の皆さん、今夕までご精進ください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 　合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。