切磋琢磨

おはようございます。

毎日いろいろな方とお会いします。お会いした方から又学び直せる、気づきをいただくのがいいですね、「切磋琢磨(せっさたくま)」。これはあらゆる人から、あらゆる状況から学ぶことができるという言葉です。この言葉は「詩経(しきょう)」にあります。
「切っするが如く、嵯するが如く、琢するが如く、磨するが如し」という言葉をあげて、論語では教えています。私たちは何一つ意のままにできそうでできないのが現実ではないでしょうか、また、予定は立てられたとしても、現実において予定通りにならないということはよくあることです。そこから学んで、経験知、体験知としていかなければなりません。できなかったり、思いのままにならなかったりを怨んだり、嘆いてもどうしようもないのです。想定外だからこその喜び感動の方が、生きがいややりがい、使命感に火もつけるのです。
また、素晴らしい人との出会いもあります。そこで切磋琢磨できることを喜びとすることです。
切は「ナイフなどで切り出すこと」、嵯は「やすりなどで削ること」、この「切磋は動物の骨や象牙を美しく装飾すること」、琢は「槌(つち)などでたたくこと」、磨は「砂などで磨くこと」、琢磨は「玉(ぎょく)や宝石を磨くことをいいます。」
つまり嵯(と)いだり、琢(う)ったり、磨いたりして立派な細工をこしらえるように、「人間は学問や道徳に努め励んで人間性を育み、自分を美しくしなければならないことを意味しているのです。」
どのような人にお目にかかったとしても、下にみたり、また背伸びし、見栄を張ったりせず、素直に礼を尽くして出会い、「どんな状況にも翻弄されない自分でいることで学ぶことができ、切磋琢磨し、自分を向上できる」のです。
自分を「切磋琢磨することに生きる醍醐味を私は見いだしています。」だからこそ、多くの皆さん、またいろいろな場に出かけることが好きでもあるのです。今日は日曜日、じっくりと一週間をふりかえり、切磋琢磨できる情景を思い浮かべてください。良い休日でありますように。
明晩は「にんげん学」小倉講座「老子を読む」、明後日は「にんげん学」神戸講座「論語を読む」です。各会場で皆さんにお目にかかれますことを楽しみにしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
信者さんで和菓子老舗「松琴堂」さんから季節感あふれる和菓子をいただきました。


昨夜はTさんにステーキのお供養をいただきました。美味しいお肉は私が焼きました、Tさん美味しくいただきました。ごちそうさまでした。