安泰の大本、供養

おはようございます。

台風で昨日から雨が降っています、今の時間は雨が止んでいますが、被害の出ないことを祈りましょう。祈りはとても大切です。祈りはいつしか共に繁栄する勇気ある行動となります。慈悲の行動は勇気がなければできません、それは先ず自らが率先するからです。それでこそ周りを巻き込むからです。私自身も、信者の皆さんの祈る姿、行動を拝見し、いつも実感しています。
昨日夕方まで心華寺で開校されていました「M&Uスクール」受講生の皆さんお疲れ様でした。知行合一、一つ学んだことをプラスして一ヶ月お過ごしください。U学長お疲れ様です。留守をしていて済みません、ありがとうございます。お元気でご活躍ください。
今日から25日まで一週間は秋のお彼岸です。明日は下関・愛宕寺「秋季・彼岸会法要」を午前10時から奉修します(心華寺は22日午前10時)。「ご先祖様への供養」です。供養という言葉、いろいろな意味や使い方をされています。
「私はご先祖様の供養を毎日欠かさず行っています」「和尚さん、ご先祖様の供養をお願いします」「お彼岸ですので供養をお願いします」「ご先祖様への供養ですので、お膳をどうぞ召し上がってください」等々・・・・普段何気なしに口にしています「供養」という言葉、随分いろいろな使い方がされています。
私たちは赤ん坊の頃には母親の母乳を飲み育てられます。年令が高くなれば食べ物が変わってきます。このように見ていきますと、「仏さま、ご先祖様は何を召し上がるのでしょうか?」、それは「香りを召し上がるのです」。
私たちが日々、お線香、お花、お灯明、ご飯、お水、お茶をお供えします供養を「利供養(りくよう)」といいます。仏さまや故人が好きであったであろう物をお供えし、供養する真心です。
そして、日々「読経」をして供養することを「敬供養(きょうくよう)」といいます。ご先祖様を敬うが故に読経を捧げ供養するのです。また私たち僧に依頼して法事を行うことを「法供養(ほうくよう)」といいます。
これらの供養をご先祖様のご命日や春秋のお彼岸、お盆に行うことが私たちにとりとても大切な供養です。
ご先祖様や御仏は「香りを召し上がります」。実際に食べるわけではありませんが、お香や生花の香り、飲食物の香りをお召し上がりになるのです。生花は「仏さまご先祖様を飾る着物とも言われています」。
お水やお茶湯は、実際にお飲みにならずとも、私たちは喉が渇けば無意識に水やお茶を口にするように、仏さまご先祖様も喉がお渇きになられるであろうことを思えば自然とお供えするのが人情ではないでしょうか。このように思いやる、気配りや心配りができてこそ人生もお家も会社も豊かに繁栄がなっていくのです。その姿を見てお喜びに成られるのがご先祖様です。
法供養の「お経の功徳は測り知れません」。「どのように人生を在るべきか」の大切な教えが説かれ書かれてあるからです。古来より「言霊信仰(ことだましんこう)といって、呪文としてお唱えすると、霊力があると信じられてきました」。言葉、言霊は魂に響くのです。それは皆さんも実感しているのではないでしょうか。お経をお唱えすることは「お釈迦樣やご先祖様の教えに触れ感謝し、霊力にあずかるのです」。これは日々の修行・修養ともなり、素晴らしい人間性を養う習慣、習い性となって、守護神が得られ、守られることになるのです。それにお経を唱え供養することは「報恩、恩に報いる最大の供養だからです」。恩に報いることが最も素晴らしい行動だからです。お経を唱えることで報恩が叶うのです。心して唱えましょう。
いつも書いていますように、祈りは「お礼と感謝」です。今あることにお礼と感謝が最大の報恩の行為であり、このような人、家、家族、会社を必ずや神々は守護するのです。
お彼岸やお盆に「お寺でお家で供養することを」「行供養(ぎょうくよう)」といいます。これは「教えを実行することですから、最も御仏もご先祖様もお喜びになられるのです」。明日午前10時から厳修いたします。おまいりください。行動こそ幸運・開運の扉が開かれます。そして皆さんの心が豊かになります。
今日は「敬老の日」今日一日の尊敬が永劫の積徳となります。今日は意識して徳を積む日としましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは「熊本・大分地震」の復興支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。気をつけて作業お手伝いしてください。感謝いたします。
愛宕寺のご本尊様と玄関のお花がお待ちしています。