逆境で悩まない

おはようございます。

昨日は冷たい一日でした、朝の外気温は3度、車のフロントガラスが凍てている感じでした。今朝は1度、フロントガラスが凍てついて湯をかけて見えるようにして出てきました。冬の季節到来、雪国の人はもっと大変なのでしょう。
寒いのは意外と好きです。自然が緊張感を引き出してくれるからです。人間不安定でなければ安定しようという意識は働かないものです。不安定ということは大事であるのです。
言葉を変えれば順境と逆境です。「順境では注意深く」「逆境では悩まない」ことです。菜根譚(さいこんたん)前集99項に「逆境にあるときは、すべてのことが良薬となる。
志や行いが知らずうちに磨かれていくからだ。
順境にあるときは、武器をもった兵に取り囲まれているようなものである。
知らずうちにその身は殺(そ)ぎ落とされていく。」
易経(えききょう)に「君子は、栄えるものはいつかは亡びることを忘れず、平和な日々でも戦乱の世を忘れないものだ。その心構えをもてば、心は安らかになり、国家も安泰を保たれるであろう」と書かれている。このように在ることは難しいことです。だからこそ心学の要がここにあります。志を持ち、道理を知らなければ逆境に遭ったときウロウロするだけの人生となるのです。
事実逆境は辛く苦しいものですが、冷静に自己分析できる者なら、逆境から「自分の弱点を知り、弱点を強化することで自己鍛錬に結びつけられるのです」。また弱点を容易に強化できないことを知れば、「それを補う方法を新たに工夫する喜びも生まれます」。
逆境の時、「そこから自己鍛錬、学びに結びつけもせず、辛いからといってやりやすい道を選んだのでは更に堕落の道を歩むことになることを要注意すべきです」。
一方、順風満帆(じゅんぷうまんぱん)の日々を過ごしていると、「その居心地のよさに満足し、堕落の道に陥りやすくなります」。
したがって挫折したとき、「失った物事を計算するような無駄な時間を過ごすのではなく」、その「挫折の経験から今後どのような収穫を得ればいいのかを考え楽しむべきです」。
この時期、何も無かった時代、無心に日々取り組んだことを思い起こすのです。不安定だったからこそ志に邁進できるのです。
今日から12月後半の週。今年も半月余を残すだけ、幸いなるかな今夜は「にんげん学」京都最終納めの講座「老子を読む」、Tao自然の道を歩み、背伸びせず、無理をせず新年を迎える準備をしましょう。会場でお待ちしています。今日も皆様の一日が幸せでありますようお祈り致します。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
私たちは熊本・大分地震鳥取地震の復興の支援を応援します。ボランティアの皆さんご苦労様です。お気をつけてご支援ください。ありがとうございます。
☆自宅のハイビスカスが咲きました。